昨日に続き、三上ちさこのライブレポ。
54-71の演奏が終わると、セットチェンジ。
ドラム、キーボード、アンプが片付けられ、慌しく別のセットが用意されていく。
10分だか20分をかけ、ようやく準備が整う。
場内のSEが途切れ、2ndアルバムの1曲目「解放区」が流れると、メンバーが順に登場。
ドラムに中幸一郎 (demi-semi Quaver)。
ギタリストとして、向かって左側に、インストアイベントでも同行していた、The Grooversの藤井一彦。印象としては鮎川誠+永野護って風貌か(怒られるかな?)。
そしてある意味、今回の目玉、元Roostersの花田裕之(G)、井上富雄(B)。
SEとして流れてた「解放区」が消えると、同じく「解放区」からライブは開始する。
前回のツアーとアルバムとはメンバーが異なるため、非常に重いサウンドになっている。特にドラマーの変更が大きい。どちらかというと軽いカンジのtoeの柏倉氏とは大きくスタイルが違う。
珍しく三上ちさこのMCが客席とかみ合ってる。
狭い会場ってこともあるのか、受け答えなんかして、期限がいいのかな?
しかし、今回はハードだ。
中盤以降、激しい曲を連発。
左足の包帯を目にするたびに、その暴れっぷりが心配になる。
曲が激しさをますごとに、彼女もトリップ状態になっていく。
腕を高く掲げたり、いつものごとくマイクのシールドを首に巻きつけたり。
そしてマイクスタンドを振り回し…
そうそうこれがないと三上ちさこのライブじゃないよ、なんて。
このツアーでは(多分)目玉だったRoostersのメンバーよりも、Grooversの藤井氏が凄い。彼のバンドは全然知らないので、普段からコレなのかもしれないけど。
三上ちさこが暴れると、それと呼応するかのように彼の動きも激しくなる。
fra-foa時代のメンバーから放置プレイ状態に比べると、こうして付き合って暴れる人が一人でもいると違って見えるなぁ。
「Hole」の余韻が残ったまま、聞き覚えのある…でもどこか違うギターリフ。
そう、fra-foaの「月と砂漠」
予想以上にハードな展開に驚きつつ、破壊力の増したfra-foa時代の曲が聴けたことに感謝をしつつ、怒涛の音の波に呑まれていた。
そして、ライブは終了。
1時間足らずのライブでは勿論満足できない。
すぐにアンコールが始まる。
本編と打って変わって、穏やかな「Pendulum」〜「Yes」でショウを締めくくった。
それでも1時間半に届くか届かないか。
でも、あの唄い方じゃ、これくらいが限界だよな、と思い、会場をあとにした。
アルバムじゃ結構不満な部分もあるから、いっそライブアルバムを出して欲しいよな。
唄えてない時も多いけど、彼女の魅力はライブにあると思う。
と思ったら、fra-foaラストライブのDVD(オフィシャルより、通販のみ)が届きました。
楽しみだわ。
多分、セットリストはこんなカンジだったと…
解放区
相対形
望
孤高の空
INSANE
ファンダメンタル
粗大ゴミ
咲かない花
処方箋
Hole
月と砂漠
Pendulum
Yes
Here
三上ちさこ