随分ためこんでたのを一気に。
第12話「パニック前夜」
新たにキョーラーク星に新惑星系の大物たちが潜入したという情報。
ケイ・マローンの兄、ロイ・マローンがキョーラーク星に来た。
ゴーショシティを焼き討ちし、プリンス・ゴーショを連れ去ろうというのがロイ・マローンの計画だ。
そのプリンスを中心に、ロングー、トルサ、ゴワハンドで反バクーフとしてまとまろうという。
大義のために、市民の命を犠牲にしようというロイ・マローンのモデルは、吉田稔麿のようだ。
そういえばロングー星は長州藩かな。
そうするとこのストーリーの元ネタは、
禁門の変/蛤御門の変ってところでしょうか。
参考リンク
都市史25 蛤御門の変とどんどん焼け
ラストでゲルバ・ゾルバがひっそり自害。
第13話「サクラ・ゲイトの変」
ロイ・マローンの計画した作戦を未然に防いだとのことで、キョーラーク星で報奨金を得た烈風隊。
さらにアーウィン14世の護衛として地球に向かうことになったディーゴ。
当初はビリーも行く予定だったが、風邪で倒れたため、佐馬が代わりに同行することに。
この風邪のお話は、必要だったんか?
さて、サブタイトル通り、今回のストーリーは桜田門外の変だよな。
地球に来たディーゴがパーティーで出会ったのがバクーフの筆頭大臣タイロン・イーデン(クレジットではタイローンとなっていたが)は、井伊直弼がモデル。
タイロン・イーデンは、外宇宙艦隊の存在が原因で旧惑星系と新惑星系の争いが起きていることに憂いを感じている。
また彼は外宇宙艦隊の要求を部分的にでも飲み、この危機を平和的に乗り越えるべきだと考えている。
人類同士が血を流し合うことは良くないということで意見が一致するディーゴとタイロン。
一方で、外宇宙のエンゲーレス艦隊とゴワハンド星の間で戦闘が起こる。
バクーフの筆頭大臣タイロン・イーデンは外宇宙艦隊贔屓であるため、この戦闘をキッカケに反乱分子が動き出すのではないかと烈風隊は地球へ向かう。
そしてついに事件が起こる!
「侍ニッポン」の新納鶴千代をモデルにしたニーノによるタイロン・イーデン襲撃という事件が。
ここでまさかの桜田門外の変をモチーフにした小説をネタにしたストーリーだとは思わなかった。
まぁ、ただニーノの存在が取って付けたような印象は否めない。
シメのシュテッケンのセリフがなんともカッコイイな。
俺達の敵は新惑星系の連中でも、外宇宙艦隊でもねぇのかもしれん
時代さ、目に見えねぇ、とてつもない化けもんかも知れねぇ
第14話「激闘・花一輪」
一見、完全なボトルショーといったストーリーだが…
母親に似た女性、リリー・マデラートを助けたシュテッケン。
全体のストーリーに影響するようなものではないな。
第15話「オフス星沖SOS」
バクーフが外宇宙艦隊の要求の一部を受け入れ、オフス星を自由貿易区に指定した。
出島?
シュテッケンは、民間の商人としてそこに赴くというセゾンJrに同行することに。
烈風隊強化のために武器の買い付けにいこうという。
さらにシュテッケンはビリーも連れて行く。
先日から体調不良が話題になっているビリーを診てもらおうという。
まさかここまで体調不良の話を引っ張るとはな。
そのオフス星へ向かう宇宙船である男と出会う。
トルサ星出身のオズマ・ドラーゴ。モデルは坂本竜馬だ。
ここではケイ・マローンがセゾンJrの船を襲撃したりってこともあるけれど、やはりオズマの登場だよな。
第16話「ゴワハンドの攻防」
オフス星周辺で襲撃してきたのはロングー星の者だと睨んだセゾンJrは帰還のために迂回航路を取る。
バイオレット惑星海域のゴワハンド星に寄港し、宇宙船を変えるのが目的だ。
そこに外宇宙艦隊の一部がゴワハンド星へ向かったという情報が入る。
第13話で起きた戦闘が原因で、エンゲーレス星(イギリス)の艦隊の総司令官の息子が亡くなったらしく、その報復であると。
ゴワハンド星に降り立った烈風隊は、オズマ、ナーカ・シンタル(中岡慎太郎)と再会。
オズマは援助を申し出るが、イーゴ・モッコス(西郷隆盛)はそれを断り、自らの力だけで戦いに赴く。
これはつまり
薩英戦争なんだな。
冒頭で説明のあった第13話の事件は
生麦事件か。
ここでオズマらも参戦。
さらにゴワハンド側の心意気に打たれた烈風隊もバクシンガーで参戦し、その強さをアピール。
オズマ、イーゴは共闘へ。
そして彼らの認識では烈風隊は敵…
シュテッケンがラストで黄昏てたが、なんだろう?
第17話「乱斗・ミーブ荒野」
セゾンJRと分かれてキョーラーク星へ戻る烈風隊。
戻ってみると随分知らない顔が多い…
そして前からいたメンバーも様子がおかしい。
どうもテディが引き入れたカシム・タローンというドーエ星出身の青年が原因らしい。
伊東甲子太郎がモデルというカシム・タローンの目的は、銀河烈風隊の乗っ取り。
「銀河烈風はバクーフ側につくべきではない」と断言するカシム。
佐幕派である新撰組にあって、伊東甲子太郎は倒幕派。
その後
油小路事件と呼ばれる事件で、伊東甲子太郎は暗殺されたようだ。
Wikipediaの記述によると
薩摩藩と通謀して新選組局長・近藤勇を暗殺しようと企んでいることを、新選組が間諜として潜り込ませていた斎藤一から聞き明らかとなった
油小路事件
とある。
探りを入れていたのが佐馬(モデルは原田左之助)で、狙っているのはシュテッケン(土方歳三)…と、違いはそこくらいで、流れ自体はそのまま。
残念だなって思うのは、テディは勿論、アステロイド時代からの仲間って奴。
ここまであまりメインのキャラクター以外はあまりいい扱いを受けているとは思えないんだよな。
テディを討ったビリーが涙するシーンもそれなりの説得力しかない。
もう少し、以前から活躍するシーンを作ってあげても良かったのではないかと。
さて、ビリーはいい女の人と出会ったんでしょう?ということだったが、第15話で完全にスルーしてしまった医者の娘がビリーに惚れているって!?
これ、何かあるの?
第18話「別れ星出あい星」
テディとカシムの件で、隊士の間で不穏な空気が流れている。
シュテッケンが外宇宙のテクノロジーを流用して、バクシンガーの強化改造を計画する。
新太陽系の結束が脅威であるとモーリ・アーウィンに吹き込まれたコンドールに対し、自分自身がどうあるかが大切であると説くシュテッケンは、相変わらず強い。
コンドール、シュテッケンらの不在を負かされていたジューロ・南(山南敬助)に対し、シュテッケンがどうすべきかは自ら隊規に照らして考えろというのは、まさに死ねといってるようなもんだ。
カシムの息がかかった隊士たちの脱走。
脱走した隊士たちを受け入れたのがシラヌイ党残党のジル・クロード。
一方でジューロも姿を消す。
後半は完全にジューロを探す展開に。
一足先にジューロを見つけたのは佐馬。
「会わなかったことにしてもいいんだ」という佐馬に対し、「覚悟は出来ている」というジューロ。
そこに勝手に割り込んできたジル・クロードの刺客が!
ここは歴史通り沖田をモデルにしていたビリーが斬るのかと思ったら、まさかの佐馬!
さらにジューロの妹と…?
ジル・クロードも何してんだか…
急にジル・クロードの声優が変わったのは、戸惑うな。
第19話「いつか時をとめて」
なんか歌のタイトルのようなサブタイトルだと思ったら、エンディングで同じタイトルの挿入歌が流れる。
今回の舞台はカイサ星。
イエロー惑星系はどうも関西系のようなので、大阪の堺か?
スリーJはそのカイサ星でニューバクソードの完成以外にも耳寄りな情報があるとシュテッケンに連絡を入れる。
バクーフはカイサ星で、外宇宙のメリーカ星(アメリカ)へ派遣使節を送るための恒星間用宇宙船を作っているという。
そしてビリーはライラを誘って宇宙バイク博覧会へ。佐馬はウキウキしながら外出。
カイサ星へ向かったシュテッケンだが、途中でバイクが故障。
見知らぬ女性に救われるのだが、この女性は後で出てくるの?
そして宇宙船見学中にジル・クロードの襲撃を受けるシュテッケンたち。
シュテッケン負傷の報せを受け、コンドールはカイサ星へ。
一方で、ライラを誘って宇宙バイク博覧会へ出かけたビリーは、そこで佐馬を見かける。しかもジューロの妹と一緒。
そんな彼らもカイサ星へ。
で、恒星間用宇宙船を作っていた造船会社の娘が、前半でシュテッケンを助けた女性。
再び彼を救うのだが、彼女に迷惑をかけまいと出て行くシュテッケン。
結局ジル・クロードが敗走するだけの話なんだが、第14話に続いてシュテッケンの女絡みのストーリーだったな。
次回「ロングーの虎」では新キャラクターシンザーク・ハイム(高杉晋作)が登場する。