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評価:
石ノ森章太郎
東映ビデオ
¥ 7,291
(2006-11-21)
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資料映像丸出しのコンコルドの映像から始まる今回のお話。
今回の作戦はハスラー一人では心配だと、ブラックターがをサポートにつけることを提案するブレイン。
嫌がるハスラーを「大切なのはワンセブンを倒すこと」と嗜めるブレインはさすがだ。
コンコルドの一般公開の場に、三郎らが出向いたのはいつもの休暇なんだろうか。
そこに矢崎少年の友人がその場に居合わせる。
その少年は早くに母を亡くし、父親も長く外国にいたという…
しかし、どうやら何らかの犯罪を犯し、刑務所に入っていたようだ(「網走だよ」と意地悪を言われる)。
レッドマフラー隊の本部にフランスからテレックスがはいり、コンコルドが偽物であると発覚する。
つまり、そのコンコルドがブレインのものだというオチなんだが…
三郎たちはコンコルドに閉じ込められてしまう。
閉じ込められた部屋の隣には爆弾がセットされており、三郎たちは爆弾を取り除こうとドアを開けようとする。
しかしドアを開けることが出来ない。
まさか、そのドアの鍵が「金庫みたいだ」って…!
つまり、ゲストの少年の父親が、銀行強盗だったと。
金庫会社に勤めていた少年の父親が「壊れた金庫を直してくれと頼まれて…」と言いかけるのだが… まぁ、騙されて銀行強盗の片棒を担がされた、ということね。
…珍しく1話完結だな。
で、ここに来てネッシーとか!ってノリの第28話。
恐竜の卵を模した卵爆弾でワンセブンを襲撃しようとするが、欲に目のくらんだガンテツが摩り替えたため、一旦はワンセブンは危機を逃れるのだが…
冒頭で三郎が言及している
ニューネッシーが発見されたという出来事も含めて、やはり時事ネタは時間が過ぎるとなんのことやら、となってしまうね。
今回はブレイン党も周到な罠を仕掛けてきている。
恐竜の卵の発見から、その卵をワンセブンに恐竜島まで運ばせようとするところまで、ワリと緻密なストーリーだと思う。
怪獣による船の襲撃事件も、このテの番組にしては珍しく世界規模だ。
佐原博士は藤木教授に、恐竜の卵をニュージーランド沖にあるという恐竜島へ戻して欲しいと請われ、三郎にワンセブンで返す依頼する。
ただ、怪獣に襲撃された第2太平丸という船の乗組員の妻はブルージャガーの変装だったが、藤木教授についての言及、描写がないな。
卵爆弾ってくらいだから、ワンセブンを爆破するのかと思ったら、緑色の液体でワンセブンの動きを止めるだけって…
一方で、トートツに第2ブレイン製造計画が進んでいることが明らかにされた。
ナレーションで説明もされるが、ビッグエンゼルと名づけられた第2ブレインを潰すための計画でもあったんだな。
さて、ワンセブンはどうこのピンチを切り抜けるのか?
ちなみに藤木教授のお家が、東映特撮では御馴染みのロケ地のひとつ聖蹟記念館。
このblogでは「スパイダーマン」と「ロボット刑事」で登場した。
場所の名前は最近読み返したケイブンシャの「全怪獣怪人《下巻》」の「『仮面ライダー』ロケ地探訪」で知った。
聖蹟記念館 - Google マップ