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以前は色々とあったけど、最近はyoutubeで特撮見た話ばっかりです。
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そろそろゴーカイジャー以降の作品をまとめて欲しい。
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超人バロム・1 第35話(最終話)
タイミング的に、東映特撮のyoutubeは見るものがないなぁ。
どっかキリのいいやつがないかな?
第35話「大魔人ドルゲがくだけ散るとき!!」
いよいよバロム・1とドルゲの最終決戦のときがやってきた。ドルゲは魔人たちを復活させ、家族を救いに来たバロム・1を迎え撃つ。一方、捕らわれていた松五郎が脱出し、バロム・1に罠があることを伝えるが、バロム・1はそれでも前へ進み、家族を救出する。しかしそれは、復活した魔人たちが化けていた姿だったのだ…。そして明らかになるドルゲとドルゲ魔人の正体。果たしてバロム・1は悪と呪いの力・ドルゲを倒すことが出来るのか?!

いよいよ最終回。
「ドォールゲー! 我は宇宙の悪の源、ドォルゲェー」
超人バロム・1 第35話

人類への宣戦布告ではなく、猛と健太郎、二人だけに向けたメッセージだ。
超人バロム・1 第35話
「貴様たちの親兄弟は、我が手にある」
「ドルゲに手向かえば、親兄弟の命はない!」
超人バロム・1 第35話

まるで世界にはドルゲとバロム・1しかいないようだ。

まずはハサミルゲ、カミゲルゲの再登場。
超人バロム・1 第35話
ハサミを投げるとハサミルゲに。
超人バロム・1 第35話
髪の毛の束を投げるとカミゲルゲに。
超人バロム・1 第35話

二人の魔人は劣勢になると、あっさり退却。
超人バロム・1 第35話
超人バロム・1 第35話

前半パートのクライマックスは、ドルゲの罠をバロム・1に教えるために、ドルゲの元から逃げてきた松五郎とバロム・1の会話だろうな。
「奴らは、ドルゲやアントマンたちは、バロム・1が来るのを百も承知で罠をはって待ってるんだよ」
超人バロム・1 第35話

しかしバロム・1は行かねばらないと松五郎に告げる。
「ドルゲがどんな罠をはって待ち伏せようとも、私は愛する人たちを助け出す使命がある。いいか松五郎。罪もない人を守る。それが正義に通じることになるんだ」
超人バロム・1 第35話

もし負けたら、という松五郎にバロム・1が固い決意を語る。
超人バロム・1 第35話
「たとえ私が敗れるようなことがあっても、いや、私は決して負けない。たとえ私が死んでも、ドルゲはきっと倒す」
超人バロム・1 第35話

ここ最近、どうも松五郎の影が薄いというか、扱いに困ってるように見えたんだよね。
それが最後に、ちょっとだけいい役を充てられたような、そんなイメージ。

あれ?
罠なんてないぞ?
超人バロム・1 第35話
このサイズ感、たまらなく好き。
超人バロム・1 第35話

…と思ってたら、家族全員が再生ドルゲ魔人の変身したものだった。
超人バロム・1 第35話
ハサミルゲ、クチビルゲ、ウデゲルゲ、ノウゲルゲの四人(四体?)。
なぜか先ほど登場したカミゲルゲは出番なし。
超人バロム・1 第35話

しかしながらそこは再生怪人だけあって、とにかく弱い。
あっさり倒されてしまう。

「自分の手では私とは戦えないのか」というバロム・1の挑発にドルゲは「あわてるな」と姿を現す。
超人バロム・1 第35話
「ドルゲは既に、お前と戦ったのだ」
超人バロム・1 第35話

つまり「全てのドルゲ魔人は、このドルゲ様の身体の一部分だ」ということだ。

ここでまさかの回想シーン。
第13話の再生魔人の回とウミウシゲ、アンモナイルゲの回の流用だね。
バロム・1のスーツが黄色に見えるんだけど、こんな色だったか。
いや、そんなことよりも、こんなのとに時間を費やすなと。

「だがそれらの魔人を、私が倒した」というバロム・1の主張ももっともだな。
しかしそんなことでは最終回のクライマックスにはならんだろ、ってことで…

ドルゲマグネチュード!
何が起こるかと思ったら、落石!
ただ今回は今までと違って、バロム・1はあっという間に生き埋めになってしまう。
超人バロム・1 第35話
超人バロム・1 第35話

最終回でこのペースって、本当に大丈夫だろうか?と心配になってしまうが…
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超人バロム・1 第34話
第34話「大魔人ドルゲが地底から出る!!」
バロム・1の活躍について透少年が得意げに語っていた。しかし、ドルゲ催眠をかけられ途中からバロム・1を悪者扱いしはじめた。そこへ松五郎が現れ、透に代わってバロム・1の活躍を語り始めるが、気がつくと子供達ともどもドルゲピエロによって洞窟に閉じ込めらてしまう。子供達はバロム・1によって助け出されるが、ドルゲがついに地上に現れ、健太郎と猛の家族をさらっていってしまった!

ドルゲ魔人は前回のマユゲルゲが最後。
今回の怪人(?)はドルゲピエロ。
ドルゲピエロは、潮健児。
超人バロム・1 第34話
超人バロム・1 第34話
超人バロム・1 第34話

さすがの存在感だが、まぁ、ドルゲピエロってなんだよ?ってところは放置。
そういうものさ。

突如始まる、バロム・1のお面を被った少年の講釈。
超人バロム・1 第34話
「よーし、じゃあ、一席ぶってやるか」
超人バロム・1 第34話

ドルゲとコプーの因縁とか、なぜ知っている?というレベルのお話に始まり…

総集編かよ!と。

ドルゲとコプーの因縁に始まり、バロム・1の誕生。
そしてドルゲ細胞によって生まれる悪のエージェント…の列挙。
こういうときはオリジナルの音声ではなく、新たに声をあててるので、女性のドルゲ魔人だろうが男性が声をあてている雑さがなんとも「らしい」よ。

途中でドルゲピエロによるドルゲ催眠によってストーリーがゆがめられる。
超人バロム・1 第34話
操られたときの定番メイク
超人バロム・1 第34話

少年はドルゲ魔人がバロム・1によって生み出されたと、語る。

ずっと名乗ったり、独特の鳴き声だけだったドルゲ魔人の回想シーンだったが、突然セリフが入るようになる。
しかもみな「お前を殺す」と、物騒なセリフを。
超人バロム・1 第34話
タコゲルゲ「お前を殺してやるぞ」
…などなど
超人バロム・1 第34話


恐ろしい顔で嘘を語る少年の前に、松五郎が現れ、本当の物語を始める。
超人バロム・1 第34話
こっそり見守る猛。
超人バロム・1 第34話

CMをまたいで解説を引き継いだ松五郎。
ウロコルゲの時は完全に余計なことをしでかした上に、特訓にさそわれなかったにも関わらず「この松五郎さんがよく戦ったねぇ」と感慨にふけっている。

いつの間にか地下の洞窟に閉じ込められてしまう子供たちと、松五郎、猛。
ドルゲピエロによって生き埋めにされそうになるが、ここで便利なボップ!

空に投げさえすれば、物理的な障害など皆無に等しく、なにがあっても絶対に変身できる。
ただこの場合、変身したことで猛が地上に戻ってしまい、閉じ込められた場所に向かうには、自ら洞窟に入っていかなければならないというデメリットが…

こんなとき、便利なのがドルゲ催眠。
催眠術で嘘を語らせたかと思ったら、相手を眠らせることが出来るようだ。
ドルゲピエロは眠らせたバロム・1と子供たちをまとめて生き埋めにするつもりだったが、落石でバロム・1は目覚め、ドルゲピエロ自身が生き埋めになり絶命してしまうという間抜けぶりを発揮。

総集編というか、最終回へ向けての振り返りってことなのかな。
なので敵とのバトルは目玉じゃないということかな。

さて、最後の刺客が倒れ、ついにドルゲ本人が登場。
超人バロム・1 第34話
超人バロム・1 第34話

宣戦布告…いや、事実上の勝利宣言で、いよいよクライマックス。
「バロム・1! まだお前にやられる私ではない。お前は今に驚く。既に、私はお前に勝ったと同然だ。お前の親兄弟は既に私の手の中にある」
超人バロム・1 第34話

自宅に戻る二人だったが、家族の姿はなく…
「聞けぃ、コプーの正義のエージェント」という声とともに再びドルゲが現れる。
超人バロム・1 第34話
「貴様たちの親兄弟は、我が手にある」
「ドルゲに手向かえば、親兄弟の命はない!」
「それも、ただの殺し方ではない。耳を削ぎ、目をくり抜き、地獄の責めの恐ろしさをたっぷり味わわせてやるのだ」
超人バロム・1 第34話



JUGEMテーマ:特撮



超人バロム・1 第32話、第33話
「超人バロム・1」の後の配信が「大鉄人17」でちょっとガッカリ。

第32話「魔人トゲゲルゲが死の山へまねく!!」
紅葉狩りに来ていた、健太郎と猛たち。しかしその山では魔人トゲゲルゲが人々を襲っていた。トゲゲルゲは毒のトゲを人々に刺し、そのとげに刺されたものは数時間で死んでしまうほどの猛毒を吐き出していた。ドルゲの暗躍で人々に被害が出てることを知った健太郎と猛達は調査をはじめるが、松五郎達が次々に毒のトゲにやられてしまう。

さて、今回のドルゲ魔人はというと…
超人バロム・1 第32話
「毒いばらの化身、トゲゲルゲだ」
「このオレのトゲに刺されたものは、数時間しか生きられんのだ
「全ての人間をとげとげしく刺し、平和を乱してやるのだ」
超人バロム・1 第32話

とげとげしく刺すことで、平和が乱れるのは確かだろうが…
もはや目的が意味不明なんだけど。

トゲゲルゲはまるで扉が開くように、身体が開き、犠牲者をはさみこむ。
超人バロム・1 第32話
閉じた状態
超人バロム・1 第32話

身体中にトゲが刺さる…のかと思ったら、頬に大きなのが一本だけって!

最初の犠牲者となる男性、
超人バロム・1 第32話
超人バロム・1 第32話

その男性を発見する少女、
超人バロム・1 第32話
超人バロム・1 第32話

その少女の母親と、
超人バロム・1 第32話
超人バロム・1 第32話

なんか登場人物ごとに世界観が違うように見えるんだが。

しかし、この赤ずきんちゃんを連想させる少女はなんだろうな。
トゲゲルゲとの赤ずきんちゃん(黄色いけど)のやり取りがやりたかっただけなんだろうけど、どう考えても必然性がない。
超人バロム・1 第32話
「ねぇ、おばあさん…」
超人バロム・1 第32話

とにかくこの赤ずきん…黄色ずきんのかよ子ちゃんを犠牲にするところが重要か。
前半で健太郎の母、後半では松五郎、かよ子の母と次々にトゲにやられてしまう。

バロム・1がトゲゲルゲと戦う裏で、健太郎の母が息子を求めて叫ぶシーンはなかなか重い。
超人バロム・1 第32話
超人バロム・1 第32話

小さいトゲはバロムドリラーで、大きなトゲは「全身のエネルギーを胸に集中」して抜き、危機を脱した。
完全に主人公補正。

トゲゲルゲが倒され、トゲの効果はキャンセルされて一件落着。
超人バロム・1 第32話
白鳥母も元気になりました。
超人バロム・1 第32話

次回予告で「その猛毒によって花咲く森が、そして少女の命が今にも奪われようとしている」とあったが、花咲く森は特に何事もなく…

この少女、内海和子。
後におニャン子クラブ入りしたという人物だが、まぁ、知らん。
それ以外にも子役としていくつか特撮作品に出てるようだ。
Wikipediaによると「5年3組魔法組」にも出ていたようだ。第20話「校内マラソン走れ!チクワ」に登場した車椅子の少女で、今作と同じ「かよ子」という名前だ。和子からかよ子か?


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超人バロム・1 第31話
第31話「魔人カミゲルゲは悪魔をつくる!!」
カミゲルゲに「悪魔の毛」を植えつけられたものは、自分の意思を失い、一番好きだったものを殺してしまう。健太郎と猛の同級生がカミゲルゲの標的にされ、悪魔の毛を植えつけられてしまった。愛する先生を殺そうとする同級生に対して、健太郎と猛は先生の家で待ち構えようとするが、先生に追い出されてしまった。

髪の毛をモチーフにした場合に、どこをどう考えたらこのデザインになるのか、デザイナーに問い質したい。
超人バロム・1 第31話
超人バロム・1 第31話

今回の主人公は、井上先生のことがお気に入りの田村財閥のお坊ちゃま賢治くん。
お金持ちで先生にべったりの賢治くんが面白くない猛と健太郎に、諭すように語る井上先生。
超人バロム・1 第31話
「人間全てが幸せとは限らないのよ。賢治くんはお母さまが亡くなられて独りぼっちなのよ」
超人バロム・1 第31話

うん、なにか違うぞ。
今回の作戦は、ドルゲとの会話から…
「カミゲルゲよ、地球上の子供を殺人鬼にせんとする、殺人鬼計画は進んでいるか?」
「はい、ドルゲ様。私の髪を植えれば、たちまち殺人鬼となり、いままで一番愛していた人間を殺すようになるのです」
超人バロム・1 第31話

…ということらしい。
母親じゃなくて先生を「愛するもの」にする必然性というと、猛と健太郎を関わらせるためだろうか。

さて、先に引用したドルゲとカミゲルゲとの会話、そして木戸刑事の発言からすると、賢治くん以外にもカミゲルゲによってさらわれた子供が多数いそうだが、特に殺人事件などは起きていない様子。
殺人鬼化は賢治くんが第一号だということで。

さて、ドルゲ魔人によって連れ去られた賢治くんだが、あっさりと帰宅。
賢治くんは既に殺人鬼にされており、愛犬アスターを自ら手にかけたりと、変貌を遂げている。
超人バロム・1 第31話
愛犬を殺しつつも、まだ人間の心が残っており、自らの行いに涙する。
超人バロム・1 第31話

そんな賢治くんに違和感を覚える健太郎だが、違和感があっさり確信に変わる。
超人バロム・1 第31話
超人バロム・1 第31話

まさかとは思うが、いきなりカミゲルゲが登場!
まぁ、秘密裏に行動することなんて怪人にはできないからな。
これでドルゲ魔人と賢治くんの件が結びつく(時短効果)。

ところで、バイオリンを弾く賢治くんを見て先生が発した「本当にお上手ですこと」という一言からの先生と父親の会話に違和感。
超人バロム・1 第31話
「これもみんな先生のお陰ですよ」
「いいえ、賢治くんが一所懸命にお稽古したからですわ」
「いやいや、私には判っとるんですよ。この子は母親に死なれてからというもの、先生を母親のように慕ってるんですからね」
超人バロム・1 第31話

それに対して「マァ」と笑う先生は、バイオリンの先生なのか?

さて、ついにナイフを振りかざし、先生を追い詰める賢治くん。
そしてバロム・1の登場!
超人バロム・1 第31話
超人バロム・1 第31話


あとはいつもどおり。
賢治くんを連れ去るものの、盾にしたりしないところを見ると、カミゲルゲも案外真っ当な怪人だったか、自らの能力を過信するタイプだったか…


JUGEMテーマ:特撮



超人バロム・1 第29話から第30話
配信はすでに最終回だが…
第29話「魔人ウロコルゲがドルゲ菌をバラまく!!」
隕石となって地球に侵入してきた魔人ウロコルゲ。水道に「ウロコ菌」を混入し、その水を飲んだ人間を凶暴なドルゲ人間に変えようとしていた。バロム・1はウロコルゲの企みを阻止しようとするが、戦いの最中に少女カオルを巻き込んでしまい、重傷を負わせてしまう。松五郎はバロム・1がウロコルゲに勝つところを見せてカオルを励まそうとするが…。

オープニングテーマ終了後に、いきなり挿入されるメッセージに衝撃。
超人バロム・1 第29話
「このドラマにで
 てくるドルゲは
 かくうのもので
 じっさいのひと
 とはかんけいあ
 りません」
超人バロム・1 第29話

内容もさることながら、改行位置が…
文字数で合わせただけだろうけどな。

さて、本編。
校庭の隅かと思われる場所に、犬小屋。
超人バロム・1 第29話
犬小屋に「犬」というのはなかなか味がある。
超人バロム・1 第29話

当時、どれくらいの割合の人がペットを飼ってたか不明だが、古いドラマで、野良犬や野良猫を飼うというストーリーが散見される。
子供にとってペットを飼うということが、ひとつの憧れだった時代なのかもしれない…なんて想像したりする。
超人バロム・1 第29話
超人バロム・1 第29話

カオルちゃん、再登場。
しかもセリフから彼女は「ミス江南小」と呼ばれてることが判る。
つまり、須崎久美江でなにがいけないのか?
そのカオルちゃんが、バロム・1とウロコルゲとの戦いに巻き込まれ、入院してしまうというのが、今回のメインの流れ。
超人バロム・1 第29話
「ノラが死んだ…」といううわごとはなかなか衝撃的。
超人バロム・1 第29話
「絶対安静です」
超人バロム・1 第29話


そもそもはノラへの餌やりの時に隕石の飛来を目撃し、それを(素手で)猛が回収したことが事件の発端。
超人バロム・1 第29話
怖い怖い。
超人バロム・1 第29話

その隕石がウロコルゲだった。
超人バロム・1 第29話
「手始めにこの学校の水に、ウロコ菌を入れてやる」
超人バロム・1 第29話

ドルゲ菌なんだかウロコ菌なんだかを入れた水を飲むと、狂暴化し、人々が争うようになる…というのが作戦なんだけど…

水の異変に気付いたのはいいとしても「よし、この水を国立科学研究所に持ってって分析してもらうんだ」って、小学生が持ち込んだ水をそんなにお気軽に調べてくれるのかね?

今回松五郎はいいとこなし。
大怪我のカオルちゃんを元気づけようとバロム・1の戦いの場へ連れ出し、結果的に容態を悪化させてしまう。

ここ最近、松五郎の物語へのコミット率が低下しているように思える。今回も負の方向への関わり方だし、そのこと自体も物語後半では松五郎自身も一切触れない(後半のビールを関連づけるくらいはしても良かったと思う)。
さらに前回の特訓ではバロム・1の依頼で手伝ったが、今回バロム・1は松五郎抜きで特訓。
まぁ、物語全体を見ると、カオルちゃんの容態悪化は、別になくても良かったエピソードだからな。
怪我からの復帰と、バロム・1の勝利という二つのテーマを実現するために、容態を悪化させる手続きは絶対に必要かというと、そうは思えない。
戦いに巻き込まれた結果の怪我でなくても、病気の子供を勇気づけるというテーマはそれほど珍しいものでもない。

つまり、今回の物語は、バロム・1とカオルちゃんの関係に尽きる。
野良犬(とその死)、隕石、観戦、水…てんこ盛りだったけどね。
超人バロム・1 第29話
「カオルちゃん、すまない。私はウロコルゲに勝てなかった。勝てなかったのだ。どうしても勝てなかった。どうか、許してくれたまえ、カオルちゃん」
「嫌。バロム・1がそんなこと言ってはダメよ。カオルも怪我と戦うわ、バロム・1。だから、だからバロム・1も、戦って」
「カオルちゃん、ありがとう。正義が、悪に負けたら、この社会は、いや、この地球は悪の星になってしまう。私はやる。もう一度やってみる。頑張ってくれ、命の炎を絶やさないでくれたまえ」
超人バロム・1 第29話

フツーならヒーロー側が勇気づけるところを、カオルちゃんにフォローされるとか、珍しいとは思う。

今回気になったポイントは、松五郎が猛の部屋に入り込んだシーン。その背景にあった「ウルトラハンド」なる玩具!
超人バロム・1 第29話
超人バロム・1 第29話

いくつかブログを検索できた。
【新入荷商品】1971年・任天堂【オートマチック・ウルトラスコープ】 USED品 | ☆東京のレトロな生活骨董の店スピカ
任天堂、横井軍平の暇潰しから生まれた『ウルトラハンド』: 暴食と強欲『二つの大罪』
任天堂おもちゃ第1弾「ウルトラハンド」!入社1年目の横井軍平さんはどうやって作ったのか? | レトロゲームズ

バロム・1とカオルちゃん、二人の勝利で幕を閉じる。

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超人バロム・1 第26話から第28話
第26話「魔人ハネゲルゲが赤い月に鳴く」
醜い始祖鳥の羽から作られた魔人・ハネゲルゲ。赤い満月の夜に赤ん坊をさらい、ドルゲの赤ん坊にして戻す「悪のコウノトリ」として暗躍していた。バロム・1はドルゲの赤ん坊を母親から一旦取り上げようとするが母親に抵抗されてしまった。赤ん坊は三日月の夜には子ハネゲルゲになってしまう。バロム・1は赤ん坊を救うことが出来るのか?

ハネゲルゲに赤ん坊を奪われた母親の前に何度もハネゲルゲが現れるシーンは、とにかくホラー。
それに加えて、とにかく作戦がえげつない。

まずは恒例となりつつあるドルゲによる早口での怪人紹介。
「醜い始祖鳥の羽で作られ、夜空を飛び回り、悪のコウノトリの役目を果たすハネゲルゲよ、計画は上手くいっているのか?」
超人バロム・1 第26話
作戦の進捗報告というよりは、視聴者向けの報告だけど…
「愚かな母親どもは、自分の子がドルゲの赤ん坊になったとも知らず、毎日愛情を以て育児に励んでおります」
「ドルゲの赤ん坊は、赤い月が欠けてゆき、三日月になる晩までに育つ。その夜、三日月が山の端にかかるとき、恐ろしい正体を現し、母親を殺して夜空に飛び立ち、地球を征服するのだ」
「それまでは真夜中、闇の空から呼べば、悪の赤ん坊どもは必ず家々から応え、無事を報告します」
「これこそは悪の楽しみ。善の中の善、母と子の平和を満たすのだ」
超人バロム・1 第26話


夜中になると母親にだけに赤ん坊がハネゲルゲを模した姿に見えるという恐ろしい現象が発生する。
超人バロム・1 第26話
超人バロム・1 第26話
そりゃノイローゼにもなる。
超人バロム・1 第26話


バロム・1はその透視能力で、赤ん坊の正体が見破る。
超人バロム・1 第26話
こういうシーンって、親になるとなんか心に来るものがあるな。
超人バロム・1 第26話

しかし子供を渡したくない母親と、母と赤ん坊を守ろうとする子供の前に、バロム・1はドルゲ魔人が動き出す夜を待つしかない。

さて、終盤、ついに赤い三日月の晩が訪れ、ドルゲの赤ん坊が覚醒する。
超人バロム・1 第26話
怖い!
超人バロム・1 第26話

でもさ、まさかボップを使って、夜を昼に変えてしまうというのは、驚きの発想。

そういえばyoutubeのコメントに「マンション・ニューランド」という名前を発見。
Google Mapsを確認すると…
Google Maps
Google Maps

確かにあの印象的な坂道だ。
超人バロム・1 第26話
この坂道は結構出てくるよね。
超人バロム・1 第26話

なんというのか、とにかく坂道が多い印象だ。
超人バロム・1 第26話
超人バロム・1 第26話



第27話「魔人キバゲルゲが赤いバラに狂う!!」
ドルゲ魔人キバゲルゲは美しいものを憎んでいた。キバゲルゲに血を吸われた子供たちは同じように美しいものを憎む牙人間に変えられてしまう。健太郎や猛の友達も牙人間に変えられ、2人はバロム・1になってキバゲルゲと戦う。しかし、牙人間化した子供たちにはバロム・1は手が出せず、ピンチに陥ってしまう。

〇〇人間ブームの「超人バロム・1」です。
キノコ人間に、サソリ人間に…
いや、それくらいか。
とにかくホラーテイストに磨きがかかってる。
超人バロム・1 第27話
「これで13人目だ。俺様の牙で血を吸われた子供たちは、美しいものを壊さずにはおられない、悪の心を持つようになるのだ」
超人バロム・1 第27話

人形を壊そうとしたオサムくんを見て、店主が止めに入るがキバゲルゲに殺されてしまう。
超人バロム・1 第27話
「ダメだ、死んでる」
超人バロム・1 第27話

猛と健太郎は、既に感覚がマヒしてるんじゃないかと。

「美しきものに憎しみの牙を研ぐキバゲルゲよ」
超人バロム・1 第27話

最近、ドルゲ魔人に呼びかけるドルゲのセリフがやたらと説明的で、やたらと早口だ。
そしてそれに続くセリフが「様子はどうじゃ?」ってのは拍子抜けしたけど。

さて、今回のもう一人の主人公はカオルちゃん。
超人バロム・1 第27話
超人バロム・1 第27話

どう見ても第1話から継続して数話出演していた須崎さんなんだけどだけど…
しばらく登場してなかったから、「須崎久美子」という名前を忘れてしまったか?

なんども挿入されるオルゴールのイメージ。
オサムくんの破壊衝動を抑制する働きを示した「赤とんぼ」のメロディ。
これがどうもオサムくんとカオルちゃんの思い出の歌だということなんだが、挿入されるイメージシーンにはカオルちゃんのイメージはなく、やたらとオサムくんを庇うカオルちゃんの独り相撲という気がしなくもない。

そういば珍しく学校がチラッと出てきた以外に、土管やら資材の置かれている場所が出てくる。
超人バロム・1 第27話
超人バロム・1 第27話
超人バロム・1 第27話

昔はこういう場所って、子供たちの遊び場だった。今にして思えば、相当危険な気もするけど。
僕自身はこういうコンクリ素材の資材じゃなかったけど、工事や建築で使うような木製の資材が置かれてるところで、よく遊んでた記憶があるな。今じゃ資材置き場じゃないにしても、勝手に空き地で遊ぶなんてこと、許されないもんな(そもそもそんなに空き地がないか)。

冒頭のキバゲルゲのセリフにもあるように、今回キバ人間にさせられた子供たちは結構な人数になる。
となると当然、子供たちにバロム・1を襲わせるという作戦になるワケだ。
超人バロム・1 第27話
超人バロム・1 第27話
超人バロム・1 第27話

それにしてもキバゲルゲのデザインって…
超人バロム・1 第27話
超人バロム・1 第27話

唇を強調した顔と、キバを模した腕…ということなんだろうけど、完全に巻き巻きしたウンコだろ?

サブタイトルの「赤いバラに狂う」ってどういう意味だったんだろう?と思って見返したら、オサムくんの夢に入り込んだキバゲルゲが、「美しいものを破壊する」訓練のために赤いバラを使っていた…ってことなんだけど、サブタイトルにするほどでもないでしょ?
完全に前回の「赤い月に鳴く」に合わせただけじゃないかと。


第28話「魔人クビゲルゲが窓からのぞく!!」
二枚目降霊術師・影小路公彦の邸宅で心霊術を受けた女性たちが次々と行方不明になっていた。姉サユリが行方不明になった悦子は、猛と健太郎とともに姉の行方を探し始める。影小路の正体は魔人クビゲルゲで、「悪魔の首飾り」をつけた娘たちをアジトに集め、新たな首飾りを作るための労働力として使役させていたのだ。

とにかく、毎回のように夜からスタートするのね。

消息を絶った姉の居場所を探して、猛と健太郎の元へ相談に現れた幼い妹、えっちゃん。
超人バロム・1 第28話
超人バロム・1 第28話

姉を想う気持ちに健太郎が優男ぶりを発揮。
「その気持ちだけで、バロム・1も、お姉さんのために命を投げ出すよ」
超人バロム・1 第28話

クビゲルゲによって(操られて)集められた女性たちは、ドルゲペンダントをひたすら作らされる。
超人バロム・1 第28話
「娘たちよ、ドルゲ石から作るドルゲ首飾りをどんどん作れ」
「そして女たちを、恐怖のドン底に落としてやる」
「そうなれば、母を失った子供、妻を失った男たちはうろたえ、地球を悪の光が覆うのだ」
超人バロム・1 第28話

今回の作戦は、ちょっと弱いな。

結局のところ、首飾りをつけることの効果って、操られることなのかな?
超人バロム・1 第28話
えっちゃんの姉、サユリ。
超人バロム・1 第28話
ペンダントで操られる
超人バロム・1 第28話

首飾りを付けた人がまた生産者の仲間入りする… そりゃ事件だけど、テレビ的には正直言って、物足りないな。

そして後半は案の定、打倒バロム・1。
しかしクビゲルゲがあまりに間抜けで、何もかもが裏目にでてしまい、涙を誘う。
自らのアジトに誘い込んでおいて「そろそろバロム・1が屋敷に入って来る頃だ」と余裕の発言をしている間に、地下工場からさらに奥まで侵入され大慌て。
さらに捕えたはずのえっちゃんにも逃げられてしまうという失態。
そして太陽の光が弱点だというのに、バタバタしてるうちに陽が昇ってしまうという…

まぁ、陽が昇ってからも、結構頑張ってたんだけどさ。

今回のクビゲルゲだが、なかなか面白いデザイン。
自らは顔を持たず、その両手が顔になっているという。
超人バロム・1 第28話
なかなかうまくキャプチャできるシーンがなかった。
超人バロム・1 第28話

ロケ地はたまに見かけるような気がするが、ちょっとどこで見たか思い出せないな。
超人バロム・1 第28話
超人バロム・1 第28話
超人バロム・1 第28話

とりあえず「コンドールマン」の第15話で出てきたドバジャン国大使館の山荘だ。
コンドールマン 第15話
コンドールマン 第15話

工場の制服が、アントマンとお揃いの柄がなかなかオシャレ。
超人バロム・1 第28話
超人バロム・1 第28話


えっちゃんとお姉さんのさゆりさんの暮らす家も、ちらっと出てくるんだけど、両親出てこないね。


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超人バロム・1 第24話、第25話
第24話「魔人ウデゲルゲは神社で呪う」
村長になりすまして村の人々を欺き、ドルゲの悪魔の水を飲ませてドルゲ人間にしようと企むウデゲルゲ。賽銭を盗もうとしていた昇は偶然にもウデゲルゲが村長を殺すところを目撃してしまった。しかし、泥棒してるのを知られることを恐れた昇は誰にも喋れずにいた。しかしそんな昇少年にも、ウデゲルゲの魔の手が迫っていた・・・。

どこかの山村か。
巨大な手の平のドルゲ魔人、ウデゲルゲが次々に人間を襲い、ついに村長に成りすます。
超人バロム・1 第24話
ウデゲルゲ
超人バロム・1 第24話
村長
超人バロム・1 第24話

賽銭泥棒の少年、昇くんがその一部始終を見ていた。
超人バロム・1 第24話
超人バロム・1 第24話

いつものドルゲなら激怒するパターンだが、今回に限ってはドルゲ魔人を制止する。
なぜなら…
「あの小僧は決して喋らん。話そうと思っても話せないのだ。あの小僧には悪の心がある」
超人バロム・1 第24話

さて、この賽銭泥棒の少年は、特撮ファンならご存知の、星雲仮面である。
超人バロム・1 第24話
超人バロム・1 第24話


今回は照島ランド、照島観光ホテルとのタイアップ。
超人バロム・1 第24話
超人バロム・1 第24話
照島ランド
超人バロム・1 第24話
超人バロム・1 第24話
照島観光ホテル
超人バロム・1 第24話

白鳥デスクの友人がホテルを経営しているという設定で、久しぶりの白鳥一家登場!かと思ったら、白鳥デスクはお留守番のようで…
超人バロム・1 第24話
自宅から電話。
超人バロム・1 第24話

この旅行は猛と健太郎、松五郎に健太郎の母と紀子の五人。

こうなってくると、照島ランドの情報が欲しくなるよね。
検索してblogを見てみると、照島ランドは既に閉園、解体されているようだ。

blogをいくつか。
「 買い物 」 のついでに 重箱の隅大作戦
ロケのことよりも、健太郎の母親の出番について。

観覧車の絵葉書その42・照島ランド ( 遊園地 ) - オニャンコポンな絵葉書たち - Yahoo!ブログ
絵葉書の画像

水木一郎さんと照島ランド 勿来アニフェスティバル |みどカメさんのPHOTOブログ
入場券の画像

ドルゲ魔人の説明をするには、自らの賽銭泥棒のことも告白しなければならない(と思い込んだ)少年が追い詰められていくところは、なかなか面白い描写だと思う。
ウデゲルゲが昇に迫る。
超人バロム・1 第24話
「無駄だ。バロム・1は悪い心の人間が一番嫌いだ」
「今のお前の身体の中は、悪の心でいっぱいだからだ。自分が助かれば村の人間などはどうなってもいいという悪の心がな」
超人バロム・1 第24話

そしてバロム・1が昇の前に現れ、語り掛ける。
超人バロム・1 第24話
「昇くん、君は何を怯えている。話すんだ」
「何も怖がることはない、さぁ、話すんだ」
超人バロム・1 第24話

それでも昇くんは話せない。
「昇くん、君に一番必要なのは君の勇気だ」
「勇気を出して、心の中の悩みを、私に思いっきりぶつけるんだ」
「いいかい、私を信じるんだ」
超人バロム・1 第24話

しかし昇はバロム・1の前から走り去ってしまう。

村長に化けたウデゲルゲによる作戦が、まさに実行されつつある。
超人バロム・1 第24話
「皆の衆、これで神への儀式は終わった。だが、我々が神の子となるには、この水を飲まなければならん」
超人バロム・1 第24話

その水を村人がまさに飲もうとしたそのとき、昇くんが「俺は知ってるんだ、その村長はバケモノなんだ」と制止に現れる。

まぁ、ここから先は、いつもの調子です。

で、毎回気になってるのは当時の様子ね。
例えば昇くんの家が出てくるんだが、これは完全に納屋とか倉庫とか、そういうものかと思ったら…
超人バロム・1 第24話
超人バロム・1 第24話

完全に民家でした。
超人バロム・1 第24話
超人バロム・1 第24話

実際、僕が生まれる少し前である昭和47年という時代をどう評価したらいいのか、よく判らない。
作中の景色がそのままその当時のすべてであるとは思わない。むしろ少し前の時代を描いていることすらあるように思ってる。製作側のなのかよく判らないけど、フツーとか当たり前みたいなのが、どうも少しだけ昔の方にあるんじゃないかと思えるな。


第25話「魔人ホネゲルゲの白骨が風にうめく!」
大トカゲの白骨から作られた魔人ホネゲルゲは、一瞬にして人間を骨にしてしまう能力を使って、世界中の人間の白骨化を企む。しかし自分の姿を幼い兄弟に見られ、兄弟を誘拐しようとしたところをバロム・1に阻止されてしまう。ホネゲルゲは兄弟の母親を誘拐、人質にとってバロム・1をおびき出す。

今回の怪人は「ドルゲの悪のエージェント、白骨トカゲ、ホネゲルゲだ」と名乗るドルゲ魔人。
マントを使って人間を白骨化させる能力を持つ。
しかしマントを脱ぐと「身体の中を風が通る…寒い」と呟くように、筋肉がないために少しの風にも寒さを感じるという。これ、何かの伏線か?
超人バロム・1 第25話
「オオトカゲの白骨から作られたドルゲ魔人ホネゲルゲよ。愚かな肉体を持ち生き、延びようとあがく人間どもを、みんな骨にしてしまうのだ」
「人間の骸骨が風になる音を、早くこの耳に聞きたい〜、聞きたい〜」
超人バロム・1 第25話

で、今回の主人公は、幼い兄妹、マサトくんとユカリちゃん。
偶然、ホネゲルゲを目撃してしまったために、狙われてしまう。

印象的なのは、前半パートで兄妹がやたらと「バロム・1は必ず来てくれる」と言うシーンだ。
超人バロム・1 第25話
「バロム・1ならきっときてくれるわ。みんながこまってるときに、かならずたすけてくれるのよ、バロム・1は」
超人バロム・1 第25話

まさにみんなのヒーローといったシーンで、路線というか方向性の変化が如実に現れている。
そういえば東映版「スパイダーマン」でもある時突然、スパイダーマンと鉄十字団が世間に認知されるようになった。あちらはまだ佐久間ひとみというフリーカメラマンと「週刊ウーマン」という雑誌の存在が、スパイダーマンの存在を周知したと言えなくもない。
しかしこちらでは白鳥デスクがストーリー上リストラされ、ヒーローの存在と現実世界をつなぐピースを手放してしまった。

…と、脱線してしまった。

しかし、説明シーンをことごとくカットしてる。
兄妹の拉致に失敗したホネゲルゲは、その母親を連れ去る。誰かに目撃されたワケでもなく、知らせたワケでもないのに、みんなはその事実を知っている。
「小僧の代わりに、お前をさらってバロム・1の鼻を明かすのだ!」
超人バロム・1 第25話

少なくとも視聴者にはホネゲルゲのセリフという説明があるので、登場人物にも周知されているという前提なんだろうな。

しかし、母親が白骨化するシーンは衝撃的だ。
前半で既に白骨化した人間が元に戻ることを前提とした会話がされており、こういう部分は昔の特撮っぽい要素ではなるけど、白骨から元に戻るというのは、なかなか無茶な展開だと思うわ。
しかもそれをホネゲルゲ自ら説明するとかね。
「俺を倒して、俺の灰をまけば、骸骨どもは元の肉体を取り戻すことが出来る」
超人バロム・1 第25話

筋肉がなくて寒がりという設定は、きちんと回収されてよかった。

今回の兄妹の家の構造が興味深い。
超人バロム・1 第25話
こういうのぞき窓ってポピュラーだったの?
超人バロム・1 第25話

タイアップ回だからやむを得ないかと思うが、子供二人で照島ランドで乗り物に乗りまくるって、年パス持ってるの?
寄り道ってレベルじゃないような?


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超人バロム・1 第21話から第23話
第21話「魔人クチビルゲがバロム・1を食う!!」
肝試しの最中に、小さな兄妹・浩太とチャコは食欲の化身クチビルゲが人間を食べてしまうのを見てしまった。バロム・1が駆けつけるも、兄妹はクチビルゲにさらわれてしまった。次の日、兄の方が発見された。しかしそれはバロム・1の心臓を食べることで殺人スモッグを吐き散らそうと企む、クチビルゲの罠であった…。

ついに、クチビルゲの登場!
超人バロム・1 第21話
超人バロム・1 第21話

いつものように主題歌終了直後にあるサブタイトル読み上げをすっ飛ばし、さらにはドルゲと怪人のやり取りもすっ飛ばして、ホラーテイスト満載でスタート。
序盤の舞台は子供会の肝試しだ。
Wikipediaの記述によれば、放送は8月20日だということで、夏真っ盛り。

今回の主人公は、肝試しに参加していた兄妹。
超人バロム・1 第21話
チャコ(左)と兄の浩太
超人バロム・1 第21話

チャコって、昔のドラマでよく聞くような気がするんだけど。

兄妹はクチビルゲを目撃したためにさらわれたが、兄の浩太だけが天知探偵に救われる。
超人バロム・1 第21話
天知探偵
超人バロム・1 第21話
向かうのはいつものロケ地
超人バロム・1 第21話

猛、健太郎、松五郎と合流し、妹を探すが…

バロム・1の心臓を食べて殺人スモッグを発生させようという「ヘドロスモッグ作戦」の実行のために兄妹を人質にしようというのが、クチビルゲの計画だ。
見た目の奇抜さとは裏腹に、ストーリー的には非常に地味な怪人だった。
超人バロム・1 第21話
超人バロム・1 第21話

一番インパクトがあるのは、浩太くんの偽物が出来の悪い人形だったりするシーンかもしれないな。
超人バロム・1 第21話
超人バロム・1 第21話



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超人バロム・1 第18話から第20話
第18話「魔人アンモナイルゲがパパをおそう」
二億年の眠りから目覚めた古代貝アンモナイトの化身・魔人アンモナイルゲは、バロム1のファンだった少年・道雄の父親にアンモナイト菌を植え付けた。父親は家族に菌をうつさないためにと疾走してしまう。バロム・1はアンモナイルゲを迎え撃つのだが、逆にアンモナイト菌を植え付けられて、瀕死の体になってしまう。


「メーキング・オブ・東映ヒーロー(1) アクションヒーローの世界」に「超人バロム・1」に関して、こんな記述がある。
「超人バロム・1」の内容の変化は第十四話からみられ、それまでの健太郎と猛が魔人に追いこまれるというサスペンス重視から、狙われる人々を助けるために登場するというパターンに変化させた。
これは主題歌にあるとおり、「みんなで呼ぼうバロム・1、かならずくるぞバロム・1」という、力強く頼れるヒーローへの成長を狙ったためで、第十四話以降は、健太郎と猛、そして彼らの家族が魔人に襲われることが多く、とくに猛のおじの松おじこと木戸松五郎が襲われ、被害を受ける場合が多くなった。
メーキング・オブ・東映ヒーロー(1) アクションヒーローの世界 p111-113

結局、猛と健太郎は魔人に襲われるのか襲われないのか…な文章だが、物語の変化はこうして書かれるように顕著な変化だということ。
いつの頃からかバロム・1に救われた子供が「バロム・1だ」と認知してるケースが出てくるようになった。
その認知が、物語に大きく関わるのが、今回のストーリーだと思う。

今回の主人公は未就学児っぽい道雄くん。
超人バロム・1 第18話
超人バロム・1 第18話

彼はバロム・1が大好き。どれくらいかというと、電話番号案内にバロム・1の電話番号を何度も問い合わせて困らせてしまうくらい。そして誰かが作ったのか、販売されているのか判然としないが、バロムペンダントなるものを肌身離さず持っている。
まさに「みんなで呼ぼうバロム・1、かならずくるぞバロム・1」というのを地で行くようなキャラクターだ。

そしてその道雄くんファミリーが、ドルゲの標的になってしまう。
超人バロム・1 第18話
「行け!アンモナイトの化身、アンモナイルゲ!お前の身体のなかにある恐怖のアンモナイト菌で、人間が大事にしている幸せをぶち壊すんだ」
超人バロム・1 第18話

今までであれば人間を集めることが、目的の大部分を占めていたが、ついに「幸せをぶち壊す」という抽象的な目的になってきた。
さて、どう幸せをぶち壊すのかというと…
「俺様の猛毒は二日間でお前の体を侵す。そして死ぬ。しかし助かる方法がないわけではない」
「いいか、毒を他の人間に移すのだ。ただ触るだけでいい。もし触らなければお前の身体は腐り、そして死ぬ」
超人バロム・1 第18話


ヒーローを信じる少年が登場する場合、そこで予想される展開というと、やはり少年の信じる心が一旦裏切られたり失望によってヒーローを信じる心を失い、ヒーローの頑張りでその心が取り戻されるというものだろうか。
それとも何らかの事情で思うように助けに行けないヒーローが、その気持ちに応えるべく、奮闘するか…

バロム・1に助けを求めるものの、失望してペンダントを捨ててしまう。
超人バロム・1 第18話
いや、だから電話番号案内ではヒーローにつながらないぜ、と思ったら何故か木戸家につながる超展開!
超人バロム・1 第18話
団子坂の公衆電話らしい。
超人バロム・1 第18話

やはりここは道雄くんがヒーローを信じる心を取り戻す展開なんだな?と思ってたら…
その後アンモナイルゲが現れても、バロム・1を信じる気持ちにブレはない。
「あの電話ボックスでペンダントを捨てたのってなんなの?」と釈然としない気分に襲われる。

その後、バロム・1もあっけなくアンモナイルゲの菌に侵され、フラフラになりながら必死の追跡を繰り広げる。
超人バロム・1 第18話
毒状態になると青くなるらしい
超人バロム・1 第18話

しかし、あのペンダントってなんだよ?と思ってると…
そう、アンモナイルゲの菌から回復するきっかけとなるのが、そのペンダントなのだ!
超人バロム・1 第18話
道雄くんの応援。
超人バロム・1 第18話
ペンダントがビカー!
超人バロム・1 第18話
復活!!
超人バロム・1 第18話

しいて言えば、残り時間がなかったから、としか…

家族は無事、救われました。
超人バロム・1 第18話
超人バロム・1 第20話



第19話「魔人ヤゴゲルゲが子守唄で呪う」
遊園地のお化け屋敷に住み、子供たちを呪いの子守唄で眠らせていくヤゴの化身・魔人ヤゴゲルゲ。アントマンを養成するために子供たちをさらっていたのだ。健太郎と猛は子供たちを追ってヤゴゲルゲと戦うのだが、ヤゴゲルゲの子守唄を聞くと身体が麻痺してしまった。そして猛もさらわれてしまい、一人お化け屋敷に潜入する健太郎にも、ヤゴゲルゲの罠が待っていた。

今回はお化け屋敷からスタート。
松五郎がお化けのバイトをしているんだが、なんだか久しぶりに働いてるような気がするが、気のせいだろう。

今回の怪人はヤゴゲルゲ。
超人バロム・1 第19話
超人バロム・1 第19話

彼の子守歌を聴いた子供たちは眠ってしまい、いずこかへ連れていかれてしまう。
お化け屋敷から出てこないので親たちが騒ぎが始めるが、子供たちは無事に戻ってくる。
しかし無事に戻った子供たちも、ヤゴゲルゲの歌に誘われて、家を出て姿を消してしまう。
超人バロム・1 第19話
超人バロム・1 第19話
印象的な場所だ。
超人バロム・1 第19話

尾行していた二人の前に、簡単に姿を現してしまうヤゴゲルゲ。
さらにはペラペラと作戦を喋ってしまう。
まぁ、これがないと何がなんだか?ってことになってしまいそうだけど。
「あの子供たちはこのヤゴゲルゲ様が、立派なアントマンになるように教育し、悪の心を植え付けて、地上に帰してやるのだ」
超人バロム・1 第19話

見た目とは裏腹に、なかなかヤゴゲルゲが強い。勿論、子守歌の効果あってこその強さだが。

なんというのか、一旦眠らせ、集めたかと思ったら一度帰宅させて、もう一度集める…というのはやや非効率ではないかな?
この辺りはストーリーの説得力よりも、流れを重視してるのなか?

ただストーリー的には、拉致された猛をいかに救出するかというところにシフトしてしまう。

猛を捕えたものの、やはり二人を同じ場所に閉じ込めるという発想が、作戦失敗の一番の要因だな。
「猛は儂の子守歌で眠ったままよ。バロム・1になれるか、なってみろ」
超人バロム・1 第19話

と煽ってみせるが、洞窟崩壊の影響で猛が目覚めてバロムクロスというオチ。
いや、それよりも松五郎の前で変身しろという発言はなんとも驚くな(スルーされてるけど)。


第20話「魔人サソリルゲが地上を征服する!!」
不気味なサソリ道人に変身して夜の街に出没する魔人サソリルゲは、吸血サソリに人間の血を吸わせ、毒液を注入することで悪の心を持つサソリ人間を次々と生み出そうと計画していた。相次ぐ失踪事件はドルゲの仕業ではないかと推理した猛と健太郎は、一度失踪したが戻ってきたという、紀子の友達をたずねることに。しかし既に紀子はサソリ人間に変えられていたのだった…。

サブタイトルで地上を征服とは驚くが、ストーリー的にも関連性が薄く、ネタ切れか思いつかなかったか…だろうか?
そしてまさかの天本英世!
超人バロム・1 第20話
超人バロム・1 第20話
怖すぎる。
超人バロム・1 第20話

天本英世は天本英世なんだと、登場早々思った。

「実験は成功した。吸血サソリに血を吸われた人間は、悪の心を持つサソリ人間になり次々に人間どもを襲うのだ」
「こうすれば、日本中にサソリ人間が続々と誕生するのだ」
超人バロム・1 第20話

まずは若い女性と警察官がサソリ人間になったのだが、ドルゲが明後日の方向の発言を。
「少年たちを完璧な戦闘人間として教育し、正義の使者バロム・1を倒すのだ」
超人バロム・1 第20話

サソリ人間を増やして日本征服しようという作戦なのに、いきなり少年の話をねじ込んできて、どうした?
前回から素材を流用した?

サソリルゲによってサソリ人間に変えられた人間は姿を消しているようで、それは謎の蒸発事件と認識されている。
以前であればここで白鳥デスク登場ってところだろうけど、路線変更で白鳥家はリストラだろうか?

蒸発事件の犠牲者かと思われた紀子の友人アケミ。
三日間行方不明の後自宅に戻り、突然の誕生日パーティーの招待状を送りつけてきたという。
超人バロム・1 第20話
「あなたたち、本当に私の誕生日が今日だと思っているの?」
超人バロム・1 第20話
「実は私もおかしいと思ってたんだ。あなたの誕生日は確か明日のはずよね」
超人バロム・1 第20話

正直、一日くらい前後してもたいしておかしいとは思わないが…
そしてサソリ人間としての本性を現す。
超人バロム・1 第20話
「お前たちがドルゲ様のサソリ人間として生まれ変わる、記念すべきパーティーさ」
超人バロム・1 第20話

しかし、人間から人間へ…なのかと思ったら、わざわざサソリルゲが登場。サソリルゲによって紀子たちはあっけなくサソリ人間にされてしまう。
キノコルゲと同じで、〇〇人間に仕事をさせないスタイルか?

さて、いつもと同じように、作戦はサソリ人間を使って日本を征服することから、バロム・1を倒すことに変わってしまう。
ただそのバロム・1を倒すための作戦は悪くはなかった。身内をサソリ人間にして襲わせるという作戦自体は、斬新さはないものの、特撮の怪人にしてはまともな作戦だと思う。
しかし、どうもこのテの怪人の自己顕示欲はいかんともしがたい。
サソリ人間ではなく、自らの手で猛にとどめを刺そうとするのが、今回の敗因といっていいだろう。

サソリ人間になると、メイクと牙ね。
超人バロム・1 第20話
紀子
超人バロム・1 第20話
木戸刑事
超人バロム・1 第20話


JUGEMテーマ:特撮



超人バロム・1 第15話から第17話
第15話「魔人ミノゲルゲが君の町をねらう!!」
人間の働く気力を奪い去り、怠け者にしてしまう「怠けガス」の実験を始めたミノゲルゲ。虫取りに来ていた猛と健太郎達は、現場を見てしまったためミノゲルゲのジープにはねられた少女マサエを助けるために医者を探すが、その医者も怠けガスによって無気力になってしまっていた。その間に、ミノゲルゲはマサエを連れ去ってしまう。

ミノゲルゲのモチーフは当然蓑虫なんだが…
超人バロム・1 第15話
「ミミーノー」という鳴き声はなかなか新鮮。
超人バロム・1 第15話

蓑を着てないと、全然ピンとこないぞ。
そういえば随分、蓑虫を見ていない気がするなぁ。
超人バロム・1 第15話
一応、蓑をまとってぶら下がる「らしさ」を見せることもできる。
超人バロム・1 第15話


彼の特殊能力は"怠けガス"という。
「人間どもの働く意思をもぎ取ってしまう怠けガスの威力を試してくるのだ」
超人バロム・1 第15話

その威力はなかなか強力…というか、面白い。
そのガスを浴びると顔に斑点が現れ、突然仕事を放棄する。
超人バロム・1 第15話
超人バロム・1 第15話

怠けガスを浴びたバスの運転手は、停留所を無視し、降車拒否をした挙句に…
超人バロム・1 第15話
超人バロム・1 第15話

バスは崖下へ転落。

そのあとでわざわざ姿を現してまでも、一人で巡回中の警察官を怠け者にするというのは、バスの事故と比較すると凄くアンバランスに見える。
まぁ、怠けガスの効果と、ミノゲルゲを改めて視聴者に説明するシーンだとは思うけどさ。

さて、バスの転落と警察官が襲われる場面を、マサエという少女が目撃する。
超人バロム・1 第15話
超人バロム・1 第15話

その少女の父親も同様に警察官であるが、当然少女の話を信用するはずもない。
超人バロム・1 第15話
超人バロム・1 第15話

そんな今回の舞台は、具体的な説明はなく、どうやらどこかの山村のようだ。

そんな山村に猛と健太郎、松五郎が訪れるが、虫取り網を持っているところを見ると、昆虫採集のためのようだが、それに関しても説明はなし。
超人バロム・1 第15話
超人バロム・1 第15話


ミノゲルゲは目撃者である少女を口封じを企む。
少女はミノゲルゲのジープにはねられ、大怪我を負うのだが、事故の瞬間が描かれない。このため事故に偽装して怪我をさせられたのか、偶然ミノゲルゲのジープと遭遇したのか、判然としない。
超人バロム・1 第15話
超人バロム・1 第15話

その後は言ってみれば、少女争奪戦。
事故の怪我の手当のために医者に見せたいが、怠けガスの影響は大きく、診てくれる医師がいない。
ついに医師を見つけたが、それもミノゲルゲの罠で少女は連れ去られてしまう。

少女を連れ去ったミノゲルゲが少女を投げるシーンがある。
こういうとき、さすがに人間を空中に投げるワケがなく、当然空に舞うのは人形だ。
超人バロム・1 第15話
投げられた少女を助けようとするバロム・1だが…
超人バロム・1 第15話

しかし、ストーリー的にも本当に人形だった!というオチはなかなか強烈だ。
超人バロム・1 第15話
本当に人形。
超人バロム・1 第15話

特撮のお約束を逆手にとったかのような流れに驚いた…が完全に考えすぎだろうな。

ミノゲルゲは一旦は蓑でバロム・1の動きを封じることに成功する。
「とうとう最期のようだな、バロム・1。これに入ったが最後、二度と出ることはできないのだ!」
超人バロム・1 第15話

だがあっさりと、なんの説明もないまま蓑は粉砕され、形勢逆転。

ラスト、爆弾パンチを受けた突然ミノゲルゲは捨てセリフを言い放って転落死。
超人バロム・1 第15話
「バロム・1、俺はお前と戦うのが面倒になった。俺は死ぬぞ!」
超人バロム・1 第15話
バス転落と同じセットか。
超人バロム・1 第15話





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