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桐原 いづみ
双葉社
¥ 648
(2014-05-10)
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舞台が1985年の名古屋郊外ということで、思わず購入。
主人公の優子は小学6年生。
つまり僕の一つ上ってことになるか。
まぁ、お話自体はどうということはない。
ホームコメディという謳い文句どおりの内容。
好き嫌いもあるだろうが、これはこれで、と。
でも、この本を手に取る人の中で、それなりの数が「1985年」と「名古屋郊外」という部分に引っかかったはず。
そういう意味では、「美宝堂」のテレビCMくらいなので、ちょっとガッカリ。
ファッションも子供のものに限れば、いかにも80年代的な部分で結構少ないし、それを絵で表現するのは至難の業。
「キンけし」や「スケバン刑事」などキーワードも出てくるが、ごくわずか。
なんとなくするーっと読んだけど、改めて考えてみると、小学6年生という年齢設定に疑問。
これは当時小学5年生だった僕からすると、言動があまりに子供過ぎる。
牛乳ビンの蓋を集めるエピソードがあったが、個人的な経験からいけばこれは低学年まで。高学年にもなればただのゴミだった。地域差や周囲の興味の持ち方にも色々あるから、自分の経験だけで断じるのはNGだろうけど。
田舎の子供なんてこんなもんさ、と言われたら、そうですかと引き下がるしかないが…
あとは「機動戦士Zガンダム」も1985年だな。
アニメも見まくってたなぁ…
「トムとジェリー」くらいは話題になって欲しい。
ファミコン発売が1983年。
我が家に来たのは小学5年の後半くらいか、小学6年になってからか… 記憶が定かではないが、そろそろ子供たちの間でブームになってきていると思うんだ。
今後これをどう扱っていくのか、ちょっと興味がある。
後半は完全に思い出話になってしまった。
とりあえず今後に期待しよう。
なんか今のテレビとかでも扱う程度の『頭で考えた昭和イメージ』以下って感じ。
あと髪や顔や身体の線がゴツて女の子らしさが死んでるのも残念。
作画荒れてるなあ…。