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評価:
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TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
¥ 20,043
(2016-05-11)
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ひとつ前、第22話はユタカがメインだったが、その前の第21話でもメインだったガンモが再びメインのストーリー。しかも二話続けて。
第23話「男と女が大ゲンカ!」
朝からガンモの父ちゃんと母ちゃんが、またまた大ゲンカ。おかげでガンモは遅刻してしまう。ガンモが学校に着くと男子と女子の大ゲンカが始まる。さらに魔女ベルバラのいたずらでケンカはますます盛り上がってしまい、最悪のパニック状態に。止めに入った森本先生は仲直りするまで自分が校庭に立っていると言い残して、校庭に出て行ってしまう。仲直りさせるには魔法を使うしかない。さて、どんな魔法が飛び出すのか?
またもや勃発する夫婦喧嘩。
その夫婦喧嘩を切っ掛けに、
「客商売ってのはなぁ、信用が第一なんだ。おめぇが毎日気楽にやってる、料理や洗濯とはわけが違う、難しい仕事なんだ!」
「じゃあなによ、料理や洗濯は気楽な仕事だっていうの?」
「あぁそうとも、へへっ、あんなもの誰にだってデキらあ」
「ほぉ、じゃあ、あんたやってごらんなさいよ」
5年3組魔法組 第23話
とお互いの役割を入れ替える岩舘夫妻。
後半で夫婦が仲直りする際に
「やっぱりな、男には男の仕事、女には女の得意な仕事ってものがあらぁ」
と父。
そうだよね、こういう時代よな。
今だったら色々と問題になりそうな発言か。
そして5年3組でも大喧嘩。
きっかけはガンモがクラスメイトの女子ユキエちゃんとぶつかったときにおしりを触ってしまったこと。
むにゅ
5年3組魔法組 第23話
怒ったユキエちゃんがガンモにビンタ。
「いってー」
5年3組魔法組 第23話
通りかかったクラスメイトのヒロシくんが野次ったためにユキエちゃんがまたビンタ。
謝らない
謝りなさい
5年3組魔法組 第23話
ヒロシくんに反撃されたユキエちゃんが泣き出し、「謝りなさいよ」「謝ることない」の言い合いから、5年3組全体で取っ組み合いの大喧嘩。
そしてベルバラによってさらに大混乱。
まぁ、さすがにカンザブローじゃなくてもキレるわ。
「女の子が生意気なんです」
「違うわ、男の子がエッチなんです」
「うるせーブス」
「あたしブスなんかじゃない(泣)」
5年3組魔法組 第23話
その後は「暴力ブス」「弱虫のダメ男」と罵り合う、まさに「下らん喧嘩」だ。
子供たちを廊下に立たせると、今度は子供たちがカンザブローに5年3組の一員としての連帯責任を問う。
カンザブローはみんなが仲直りするまで校庭に立ち続けることを宣言。
5年3組魔法組 第23話
喧嘩の仕掛け人がベルバラだと気付いた5人はみんなを仲直りさせようとするが、クラスメイトたちはついに決闘を始めてしまう。
5年3組魔法組 第23話
両親のエピソード、カンザブローの「男には、男のいいところが、女には女のいいところがある。それをだな、お互いに認め合うのが…」というセリフから仲直りの糸口を見つけようとするガンモだが、マンガンキーで願ったのは「大きな落とし穴」って…
男女の役割やいいところ関係ないし。
5年3組魔法組 第23話
結局、結束するための共通の敵、もしくは第三勢力になってしまった。
このあたり、ちょっとテーマを見失ってしまったようにも思えるな。
シナリオは富田祐弘か。
マジッカーに乗ってるシーンで、ガンモが左手に包帯してた。
5年3組魔法組 第23話
続く第24話でも包帯してるけど、必然性もないから、本当の怪我かな?
第24話「ガンモの初恋」
ハテナマンの部屋から、メタモライトがなくなった。妹のルリコがお母さんの買い物カゴにいれてそのまま買い物に行ってしまったのだ。買い物先でメタモライトに気づいたお母さんだったが、そのメタモライトを使ってユタカがペットショップのサルを人間に変えてしまう。サルはとってもかわいくてチャーミングな女の子になった。町でガンモに出会ったその女の子は、ピンチをガンモに助けられる。そして、ガンモは恋をした!?しかし、人間のようで人間じゃない女の子にとまどうガンモ。そこに魔女ベルバラがイタズラを始めるのだが・・・。
いくら子供好きな僕でも、正直な話、ルリコは苦手だ。
5年3組魔法組 第24話
周囲を振り回すあの無邪気さと、幼い子供である立場を最大限利用して、自らを優位に置くところとか…
演技上手な役者がウザいキャラクターを演じたときに、ウザさが一層増すあのカンジだろうか。
他の作品にも出演してるし、やっぱデキる子なんだろうな。
Wikipediaの記述によれば、「メタルダー」でのウィズダム役が最後のようだ(見てないけど)。
「ゴレンジャー」の第10話にゲスト出演しているようだ。
秘密戦隊ゴレンジャー 第9話と第10話 | HOMEGROWN
秘密戦隊ゴレンジャー 第9話から第14話 | HOMEGROWN
バトルフィーバーJ 第5話、第6話 | HOMEGROWN
いや、完全に話がそれた。
ルリコが買い物カゴに入れたメタモライトを持って出かけてしまうハテナマンの母親。
その母親が何故ペットショップにいたかというと…
5年3組魔法組 第24話
曰く、「幼稚園に寄付するんだから」とのことだ。
幼稚園に個人がウサギを寄付とか、どういうことなんだろう?
さて、前回、ワンシーンだけ左手に包帯を巻いていたガンモだが、今回は終始包帯を巻いたまま。
ショースケに訊かれて答えるシーンがあるがはっきりしない。
「どうしたのその手?」
「たいしたことねーんだよ」
5年3組魔法組 第24話
ストーリーとは関係ないところでの怪我なんだろうな。ストーリーに一切からんでこない。
いや、再び話がそれた。
メタモライトで猿から人間になった女の子とガンモのストーリー。
5年3組魔法組 第24話
人間の常識が通用しない彼女とのドタバタは、特撮番組ではよくあるパターンかな。
元々は猿であることを知らないガンモは、彼女を記憶喪失であると思い込み、なんとか助けようとするうちに、惹かれていく。
結末が見えているだけに、切ない流れだよなぁ。
そして物語は少女をめぐる追いかけっこに発展。
ついにはカンザブローをも巻き込んで、小学校内で爆発騒ぎ。
いくらなんでも理科室の薬品を投げて爆発とか、見た目の派手さ優先の無茶苦茶さがなんとも…
ぽいっ
どかーん!
5年3組魔法組 第24話
最後はムードのある現実なんだか妄想なんだかよく解らないセットで、ガンモは幸せに浸ってしまう。
5年3組魔法組 第24話
さて、お別れのシーンでのガンモの語りが印象的だ。
「花子、君は元の姿にもどらばきゃならない」
「もとに、もどる?」
「ホント、俺、君がいつまでも人間の姿でいられたら、嬉しいんだけど…」
「それは、出来ない相談だよなぁ… 人間になったからって幸せになれるとは限らない。宿題だの、家の手伝いだの、色々大変なんだ、人間をやるってのは」
「それよか、元へ戻れよ、なぁ?」
5年3組魔法組 第24話
人間の不幸せが、宿題と家の手伝いというのが、小学生らしいポイントかな。
まぁ、説教臭いことを言わせるより、いいのかもな。
5年3組魔法組 第24話
中盤かな、よく解らんけど、ガンモたちに絡んでくる中学生らしき三人組が登場する。
中「おう、両手に花かいな」
左「ええやないか、ええやないか!」
右「よぉ、二枚目じゃのお!」
5年3組魔法組 第24話
女子を二人も連れているとはいえ、小学生相手に絡む中学生とか、情けない。
葉っぱくわえるスタイルは、この当時でもアナクロだと思いたい(「ドカベン」の岩鬼か?)。
最後にガンモが穴に落とされるシーンでは包帯をしていないけど、落ちてからはそれをしている。(場面の順は逆だが)3組の生徒が穴に落ちて、ガンモだけが上にいるシーンでもすでに包帯をしている。
つまりガンモが穴に落ちた時に怪我をしたんでしょうね。女生徒の一人が救急箱を持ってて「怪我をした人は私に言って」なんて不自然なシーンがあるけど、実際に「事故」が起きたから、視聴者の子供向けに「真似たら怪我するよ、危ないよ」とアピールするシーンを入れたんだと思います。