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評価:
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TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
¥ 13,440
(2016-05-11)
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すっかりご無沙汰。
社会人になって夏休みなんて無縁かと思ったけど、子供の夏休みはそれはそれで大変だということで。
関係ない話だけど。
第27話「ママなんか大嫌い!」
ハテナマンの妹のルリコがゴミ捨て場に捨てられていた子猫のマミちゃんをつれて帰ってきたことでお母さんはカンカン。ルリコは「ママなんか大嫌い!」と言って家を飛び出してしまう。ユタカと出会ったルリコは子猫を飼ってくれる人を二人で探しはじめたのだが、いざ、飼い手が見つかりそうになると、子猫を抱えてルリコは走り出す。そして公園でルリコが自分で子猫を育てることに。しかし、子猫が公園からいなくなってしまった。ユタカとルリコは魔法を使って子猫を探し出そうとするのだが・・。
最近のドラマでは、なかなか捨て犬や捨て猫を拾って帰る子供っての、見かけないなぁ。
そもそも野良猫自体、それほど見かけない気がするけど、うん、近所に一匹いたな。
当然「返してきなさい」となる。
5年3組魔法組 第27話
さすがに僕も、もう大人だし、一応子供もいるんで、口うるさい母親の気持ちもよーく解る
一方で、口うるさい大人のことを「だいきらい」って思う子供のことも、解らないでもない。
でも、別に子供のことが嫌いなんじゃないよって、思うから、見ていて複雑な気分なんだ。
こんなオープンスペースを「おうちよ」って言っても…
この後いなくなるのが予測できるんで、切ない気持ちになる。
5年3組魔法組 第27話
いつもはどちらかと言えばワガママなキャラクターのユタカも、ルリコの前では年長者らしさを見せる。
5年3組魔法組 第27話
ただ、その男前ぶりを帳消しにする最後の嘘はなぁ…
せっかくガラス屋の一件で、正直者というキーワードが出てきたのに。
まぁ、こういうぶち壊しも、子供がメインキャラクターの番組ではありがちといえば、ありがちだしな。
事件を起こすために、主人公の子供の性格が破綻してるとかあるしな。
ところで、今回の公園も非常に印象的なロケ地だけど、どこだろう?
5年3組魔法組 第27話
(2018/6/23追記)
せっかくいただいたコメントに気づかず、二か月近く放置してしまった。
ってことで、この公園について、一応追記しておこうと思う。
ご紹介いただいたサイトを訪問してみた。
挙動不審レポ:飛鳥山公園
「ロボコン」第11話、「電子戦隊デンジマン」第24話でも使用されてるようで。
実際にGoogleマップのストリートビューでも確認できるね(上のキャプチャと似た位置なら
この辺り?)。
たしかに飛鳥山公園という場所のようです。
ありがとうございます。
そういえば「デンジマン」も全話制覇したと思って確認したら第24話は一切キャプチャがない…DVD持ってたかな?
(追記終わり)
第28話「貸本屋最後の日」
5人組が大好きな貸本屋が意地悪な大家さんに立ち退きを迫られて大弱り。うっかりルリコのメンコを水に濡らしてしまった森本先生は新しいメンコを買うために貸本屋へ。そして森本先生も貸本屋が大好きになる。その夜、家で勉強をしていたハテナマンだったが、魔女ベルバラのイタズラにより、白虎頭巾の本をお母さんに見つかってしまい、お母さんはカンカン。それ以後、お母さんの周りには白虎頭巾の格好をした人達が現われるようになる。貸本屋を守ろうと5人組と森本先生は署名運動を始めるのだが・・。さあ、白虎頭巾の登場だ。
さて、冒頭でルリコがメンコに興じているが、そのメンコが…
巨人の川上哲治に、楠正成。
さらに「南海の別所」
5年3組魔法組 第28話
川上哲治 - Wikipedia
楠木正成 - Wikipedia
別所毅彦 - Wikipedia
歴史上の人物、それも武将がメンコになり子供たちの人気を博していたというのも、今から思うと凄い話だなぁ。
そしてハテナマンが借りる本が…
おもしろブック9月号のふろくである「痛快絵ものがたり 飛龍夜叉」
「なぞの白虎頭巾」
5年3組魔法組 第28話
表紙のクオリティに凄まじい落差。それもそのはずで、「飛龍夜叉」は実在の本だからだ。
昭和29年 「おもしろブック」9月号付録 「飛龍夜叉」 岡 友彦 ( 漫画、コミック ) - まつざきあけみのブログ - Yahoo!ブログ
とはいえ、今回の物語で重要なのは、微妙な絵柄の「白虎頭巾」の方。
「なぞの白虎頭巾」なる貸本に、ハテナマンだけでなく、かつての読者だったカンザブローにハテナマンの父親も「20年前のベストセラーだ」と大興奮。
颯爽登場!
5年3組魔法組 第28話
一方でハテナマンの母親は「1ページの内に5人まで死ぬんですよ。こんなくだらない本を野放しにしておいていいのかしら。文部省は何をしてるんでしょう?」と全否定。
5年3組魔法組 第28話
閉店を決めた貸本屋のことを知ったチクワの父親も「惜しい、そういう店を潰すのは。こら一種の文化財というべきだな」と、肯定的。
5年3組魔法組 第28話
男性陣といかにも教育ママ全開のハテナマンの母親とは好対照。
カンザブローからして懐かしいと感じる貸本屋だからな、当時としても相当珍しかったと思うんだけど、どうなんだろう?
さて引用文にもあるように「その夜、家で勉強をしていたハテナマンだったが、魔女ベルバラのイタズラにより、白虎頭巾の本をお母さんに見つかってしまい、お母さんはカンカン。それ以後、お母さんの周りには白虎頭巾の格好をした人達が現われるようになる。」というシーン。
本を没収したから白虎頭巾が見えるようになったワケではなく、没収された本を回収するためにハテナマンがベルバラにかけさせた魔法の効果だ。
なのでほんのちょっとしたシーンだけ。
丼を下げに来たラーメン屋
婦人会のお知らせを持ってきたご婦人
「ただいま」「おかえり」の図
挙句に「ニャー」
そりゃ、こんな顔になるわ。
5年3組魔法組 第28話
あまり目玉として挙げると、肩透かしを食う。…とはいえ、ご近所さんが頭巾を被って現れるのは面白いわ。
あとはラスト、貸本屋に立ち退きを迫る大家をこらしめるために、魔法組の面々が白虎頭巾になって現れるシーンだろう。
やり過ぎだとは思うけど、こういう大人の理論は判りやすく「敵」認定されちゃうからね。
5年3組魔法組 第28話
しかし、最近のボイスボールの万能ぶりが目に余る。
ついに絵と会話を始めてしまった。
5年3組魔法組 第28話
中屋敷哲也の名前があったが、どこに出てたんだろう?
こらしめられてしまう大家役には潮建志。
違う役なのに、同じようにちょっと嫌な人。
5年3組魔法組 第28話
今回の名言
チクワ「で、どこにあるんだい、その貸本屋」
ハテナマン「僕んちから、歩いて8分、走って5分」
5年3組魔法組 第28話
この二話ではハテナマンの母親が序盤は厳しいが、やっぱり子供のことを想ってるというのが判る展開になっている。
第27話ではルリコを心配して探している。
また第28話では白虎頭巾から貸本屋のおばさんと会話をする回想シーンが出てくる。恐らくは抗議にでも行ったんだろうが、閉店を決意したおばさんに同情を示すような表情をしていた。
おばさん
5年3組魔法組 第28話
北区の飛鳥山公園で間違いないと思います。
自分が10年前に作ったサイトですが・・・
http://hiroworld3.web.fc2.com/location/asukayama.htm
このように他の東映作品でも見られますし、
googleストリートビューでも「おうち」やお城のような建物が確認できます。
ご参考までに。