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読書と特撮と子どものことと、愚痴を書いたblogです。
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明智小五郎事件簿9 「大金塊」「怪人二十面相」
この巻から小林少年が物語の中心に躍り出るワケだけど… 驚いた。
完全に作風が変わってるんだね。
今回の集英社文庫の「明智小五郎事件簿」シリーズが実質的に江戸川乱歩初体験なんだけど、作風が完全に子供を意識したものになるんだな。

さて、実際に読んでみて思ったのは、特撮ヒーローものの源流の一つなんだなって。
これは単純に現在、「コンドールマン」を見ていて、そこにコンドールジュニアなる子供(と石松)のグループが出てくることや、「仮面ライダー」の少年ライダー隊なんかを連想することも一因なんだけど。

勿論、最近の特撮番組では、こうした子供たちが関わることが少ないので、特撮作品の要素としては廃れてしまったと言えるかもしれない。
しかし一時はこういった子供がレギュラーに据えられることが多く、対するヒーローはどちらかと言えばそうした子供たちが見習うべき存在といった描かれ方をしていたように思う。
こうして見ていた子供たちの成長に合わせるようにしてなのか、感情移入するのがヒーロー側に移っていった…ように思う。

迷ったり、道を踏み外すのは子供たちで、ヒーローはそれを教え導き子供を成長させていくという立場だったのが、ヒーロー自身が苦悩し、成長する側に回る…というのが、特撮作品における流れの変化ではないかと(どこか完全無欠なヒーローだからこそ、変身前の姿ではドジで間抜けなキャラクターになるんだろう…とか)。

この明智小五郎と小林少年の関係性が、かつての特撮番組のヒーローと子供キャラクターとの関係性に、思わず重ねてしまう。

特に特撮ヒーロー作品ってのは時代劇が出自かと思ってたところもあるけど、こういう物語の形式もその一部なのかなぁ?と思いながら読んでた。

全然関係ない話ばかりだな。


まぁ、物語としては「大金塊」はイマイチだったかな。
やはり犯罪者側の背景が薄いと、物語的な盛り上がりに欠けるな。

「怪人二十面相」の方はあれだな、怪人二十面相が案外間抜けというか、なんというか…
解説でも書かれてたけど、犯罪者というよりも子供の遊び相手というべきか。

これを子供のうちに読んでおいて、別の江戸川作品に触れてトラウマになるというの、あるかもなぁ…


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