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評価:
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TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
¥ 8,187
(2009-05-21)
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第17話「火の海を突破せよ!!」
火力発電所の爆破作戦、さらには日本に石油の提供を約束したバタール石油大臣の再度の暗殺をコンドールマンに阻止されたオイルスネークは、石油輸送のタンカー襲撃を計画する。情報を得て駆けつけたコンドールマンだが、まことたちが人質となってしまった・・・。
冒頭から飛ばし気味のナレーション。
「突然、日本各地のコンビナートが原因不明の爆発を続け、大切な石油資源が黒煙となった。いち早くモンスターの挑戦を知ったコンドールマンは、オイルスネーク一味の悪だくみ阻止せんと必死に努力をする。だが、オイルスネークは卑劣にも日本最大のコンビナートとともにコンドールマンを爆破せんとした。このとき、正義の若者さゆりの弟次郎の助けで危機を脱するが、しかし、次郎は若く尊い絶った」
コンドールマン 第17話
まずはコンビナート爆破どころか、コンドールマン抹殺までも失敗したオイルスネークが「今に日本中の石油を一滴残らず炎に変えてくれるわ!」と火力発電所の爆破を命じる。
しかしあっさりとゴールデンコンドルに化身したコンドールマンに阻止されてしまう。
「しかし、オイルスネークの攻撃によって、これまでの日本の石油備蓄量は底をついていた。人々は日常生活に不便をかこつばかりでなく、石油を原料とする化学工場を始め、関連産業は閉鎖を余儀なくされ、そのために失業者の暗い顔が巷にあふれた」
コンドールマン 第17話
子供向けと思われる特撮番組で、巷に失業者があふれるとは…
まぁ、直接的な描写がないので、子供がぴんときたかどうかは判らないけど。
第15話に登場したバタール大臣が再登場。改めて日本へ30万トンの石油を運び入れる約束をする。
何故か一心が交渉に?
コンドールマン 第17話
こうなると当然、バタール大臣が危ない。
いつもは絶妙なタイミングで現れるコンドールマンだが、なぜか今回は到着が遅く、バタール大臣が無駄に殴られたりして可哀想だ。
無事バタール大臣を救出したコンドールマンは、大臣を病院へ運ぶが…
まさかの、映像使いまわし!
コンドールマン 第17話
第15話では赤ちゃんが生まれたが、今度は怪我の治療。
そのコンドールマンによる大臣救出劇を目撃していたコンドールジュニアたちは、コンドールマンではなく、逃げていったオイルスネークを尾行する。
そしてその手段がトラックをヒッチハイクして追跡するという、とても今じゃ考えられない発想(「昭和な発想」と片づけていいものか?)。
しかし「おじさん、正しい事に力を貸して」というまことのセリフにはどこかひっかかるなぁ…
コンドールマン 第17話
で、まことはどうやってコンドールマンに情報を伝えるのかというと…
バッジで文字って!
コンドールマン 第17話
ギラーメンはタンカーを爆破しようとした爆弾で、オイルスネークはコンドールサンダーで倒され、石油パニック編(僕の勝手な呼称)はこれでおしまいか。
そして次なる幹部はというと、キングモンスターとマッドサイエンダーの会話から。
「かなり空を汚してくれましたから、これからの作戦はバッチリですぞ」
「うん、スモッグトンか」
「はい、私の作った猛毒マッドXが、今に日本を滅茶滅茶にいたしますぞ。空も、海も、街も」
コンドールマン 第17話
さて、オイルスネークを倒し、無事石油パニックも解決した日本では、バタール大臣は帰国の途に就く。
コンドールマン 第17話
しかし、大臣の乗った飛行機が爆発!
当然、スモッグトンの登場だ。
コンドールマン 第17話
こういう部分で救いのない作品だよなぁ。
この第17話で色々と気になったポイントを。
冒頭でオイルスネークたちがあの山荘にいるんだけど、第15話で二人の石油大臣の前で怪人の姿になっているが、ドバジャン国大使館の山荘を使い続けられるんだな。
コンドールマン 第17話
そしてバタール大臣の国名なんだけどアジウラ国かと思ったら、アンジュラ国だったのな。
ただセリフはどうしてもアジウラ国なんだよな。
クラシックとクラッシックみたいな?
違うな。
コンドールマン 第17話
バタール大臣と一心が会話してるシーンがあるが、一心=コンドールマンというのは周知の事実なのか?
一心がさゆりの弟、次郎の墓参りをするシーンがある。
コンドールマン 第17話
そこでさゆりと再会するんだが、なんか切ない。
かつて思いを寄せた一心とは別人であると判ってるよね、さゆりさん。
コンドールマン 第17話
それでも弟の望みを叶えようとしたり、一心の無事を祈るというのが、なんとも。
第18話「陸・海・空 3大モンスターの逆襲」
スモッグトン、ゴミゴン、ヘドロンガーの3大モンスターが襲来。立ち向かったコンドールマンは、ゴミボールに封じ込められてしまう。3大モンスターの前になす術のないコンドールマン。だが、その時、コンドールJr.の願いが天に届いた・・・。
冒頭のナレーションが、前回とほぼ一緒なのが驚き。
「突然、日本各地のコンビナートが原因不明の爆発を続け、大切な石油資源が黒煙となった。日本征服を企むモンスター一族は、資源のない日本にオイルスネークを派遣。国内の石油をすべて炎上させパニックに陥れようとした。しかしいち早くモンスターの挑戦を知ったコンドールマンは、オイルスネーク一味の悪だくみ阻止せんと必死に努力をする。オイルスネークは卑劣にも日本最大のコンビナートとともにコンドールマンを爆破せんとした。このとき、正義の若者さゆりの弟次郎の助けで危機を脱するが、しかし、次郎は若く尊い絶った。しかし正義のシンボルコンドールマンと、正義を信じる人々の協力でオイルスネークは倒れた。(「モンスターめ、たとえこの身がどうなろうと、必ず叩き潰してやる!」)だが、その時すでにキングモンスターの新しい日本全滅作戦はスタートしていた」
コンドールマン 第18話
ここで再びバタール大臣の乗った飛行機が爆破されるところから。
主題歌と合わせて4分半。
ラジオ「旅客機の乗客は全員絶望と見られます。なお、原因はこれから調査しますが、おそらく異常気象によるものと思われます」
コンドールマン 第18話
さて、新たなる刺客、スモッグトンだ。
「今に、この日本中の空を、この煙魔13世、つまりスモッグトン様のデーモンスモッグで覆われるのだ。むははは…」
コンドールマン 第18話
コンドールマンに対して、「貴様のエネルギーは太陽らしいから、まずはスモッグで空を汚してからゆっくり料理してやる」と余裕の言葉。
今回は久しぶりにコンドールジュニアの掃除シーンが複数挿入される。
コンドールマン 第18話
二回目の掃除で、ごみの山からゴミゴンが出現。
綺麗にするために集めたゴミから湧いてくるのか…
コンドールマン 第18話
そこに現れたコンドールマンのセリフがいいね。
「ゴミゴン! 街をいくら汚しても人の心は汚せんぞ」
コンドールマン 第18話/cite>
続いて現れたスモッグトンとの連携攻撃に苦戦を強いられるコンドールマン。
難を逃れたところに、さらにヘドロンガーが現れ、コンドールマンはついに捕らわれてしまう。
コンドールマン 第18話
スモッグトンのスモッグで太陽を遮られ、力を失いつつあるコンドールマン。
コンドールマンの危機を察知したまことたちの願いが通じ、コンドールマンが力を取り戻す。
…さすがにこれで逆転勝利といかないわな。
「しかし、そのころ、再び空から毒のスモッグが密かに散らされていたのだ。陸海空からモンスターの総攻撃のスタートだった」
コンドールマン 第18話
というナレーションとともに「つづく」でした。
第19話「死のモンスター工場」
ゴミゴンがばら撒いたアメーバゴミが増殖。コンドールマンが撃退に奔走するが、その間にゴミゴンは恐るべきモンスター製造機を完成させていた。ゴミゴンは、まことたちを捕えてモンスターに改造しようとする。救出せよ、コンドールマン!
新たにコンドールジュニアに加わったというまさおくん。彼が自宅玄関先の掃除をしていると、ゴミが巨大化し人間を襲った。
まさおくん
巨大化したゴミに喰われる人
コンドールマン 第19話
そのゴミは人を食べたかと思ったら、パン!と弾けてしまった。
そのゴミを見て一心が「焼いてください」とまさおくんの母親に告げるが、食われた人間はどうなった?
街中のアメーバゴミを破壊して回るコンドールマンだったが、ゴミゴンの真の狙いを見極められないでいる。
あっという間にアメーバゴミは一掃され、実質的な被害は冒頭の一件のみ。
「巨大なゴミボールが人を呑み込んで、大爆発するという事件が発生しました。しかしコンドールジュニアの一人が発見し、コンドールマンが全て処理したため、幸いにも被害は一件だけに留まりました」
コンドールマン 第19話
…と、報道するテレビ番組だが、まさおくんとその母をどうやって撮影したかは訊いてはいけない。
ここでゴミゴンの真の目的が人間をミニモンスターに改造することであると明らかになる。
手始めにまさおを捕え、新たに製造した機械を使ってミニモンスター(魔人コンバット?)に改造してしまった。
見た目は魔人コンバットだけど、ミニモンスターと呼ばれる(子供だから?)
コンドールマン 第19話
ミニモンスターに改造されたまさおは自宅に戻ると、家中にゴミをバラまき、ついには母親を殺そうとする。
母の涙で心を取り戻すが、身体が言うことを聞かない。
このシーン、グッとくるところなんだけど…
コンドールマン 第19話
偶然帰宅した父が、ライフルを持って登場するところで、なんか目が覚めたというか…
アメリカかよ。
この親子の葛藤が切ないだけに、ライフルの違和感が半端ない。
そんなまさおくんも、コンドールマンによってあっさり回復。
しかしその隙にコンドールジュニアたちが捕えられ、同様に毒ガスを浴びてミニモンスターに変えられようとしている。
コンドールサークル(スパークじゃなくてサークルだと判った)でコンドールマンを呼ぼうとするが、ゴミゴン曰く「ここから外には何をやっても連絡はとれないようになってるの」という状態で、助けを呼ぶことができない。
ナレーター曰く「鉛でできた密室には通じなかった」そうな。
コンドールマン 第19話
連絡はつかなかったけど、敵アジトから生還したまさおくんの情報であっさりとコンドールマン登場。
さて、ゴミゴンとのバトルがクライマックス。
さすがにゴミだけあって、バラバラにされても元通り。
自ら「不死身だ」というだけはあるが、燃やされて逃亡。
この後姿を見てコンドールマンは「しぶといやつ。だが必ず灰にしてやる」と呟く。
コンドールマン 第19話
ゴミゴンに集中していた隙にスモッグトンが行動を起こしており、空に大量のデーモンスモッグがまかれていたことが判るところで、「つづく」だ。
コンドールマンはシングルタスクなのか。
第20話「悪の空デーモンスモッグ」
マッドXを含んだデーモンスモッグが東京上空を覆い、人々は次々と倒れていった。コンドールマンは、北水博士の協力でマッドXの秘密を解明してスモッグトンを倒すが、ヘドロンガーに北水博士の体を乗っ取られてしまう。
子供が外で遊んでいると急にせき込みだす。
「みんな、ハンカチを口に当てて、早くおうちに帰るのよ」
コンドールマン 第20話
モチーフは光化学スモッグかな。
コンドールマンにしか目視で確認できないデーモンスモッグにより、子供たちが次々に病院を訪れている。
「このマッドXを一発ドカーンとやれば、どんな煙も猛毒のデーモンスモッグになるとは、ネジ博士も考えたものよ。さぁて次なる煙突は…」
「今にこいつを吸い込んだ人間で、そこらじゅうに死人の山ができるぞ。そして最後はこのビンごとコンドールマンにプレゼントだ」
コンドールマン 第20話
冒頭でスモッグによって倒れたエツコちゃんの容態が急変。
必死の治療、まことの祈りも空しく、エツコちゃんは亡くなった。
この展開は、あまりにも悲しいし、容赦ない。
亡くなったエツコちゃんに、コンドールジュニアのバッジを差し出すまこと。
「エツコちゃんも、私たちの仲間に入りたい、一緒に正しいことのために働くって」
「この子は、心の優しい子でした。みんなから好かれて。それなのに、こんな生まれもつかない姿になってしまって。この子に何の罪があるというんです。この子だけが、何故、こんなむごい仕打ちを受けなければならないんですか」
コンドールマン 第20話
あっという間に行動を開始したコンドールマンはゴールデンコンドルに化身すると、ソッコーでスモッグトンを発見。戦闘開始…となるがあっさり逃げられてしまう。
逃亡したスモッグトンを追って、敵アジトにたどり着くが、当然時限爆弾でアジトごと爆破…
…されても、当然無事生還するコンドールマン。
しかもコンドールマンはアジトからマッドXのカプセルを回収。
コンドールマン 第20話
そのマッドXはあっという間に解析。
中央公害科学研究所
「なるほど、これをまともに吸ったら、大人でも危ない」
「一口で言って、まったく新しい形の濃縮スモッグ。つまりスモッグの元です」
「ヘドロから発する有毒ガス、火山の硫黄ガス、水銀化合物などを科学合成したものです」
「とにかく大至急、新聞、テレビなどを通じて警告を出す必要があります」
コンドールマン 第20話
一心らによって行われた対策を嘲笑うかのように、スモッグトンは新たな煙の発生源を使ってスモッグをばらまいていく。
ナレーション「車の排気ガスも、大人たちが何気なくふかす煙草の煙も、今や恐るべきデーモンスモッグと化していた」
煙草の煙
屋台の煙
公園でたき火?
排出ガス
コンドールマン 第20話
再び公害喘息が広がりを見せているため、再び研究所を訪れるが「無理だ。台風でも来て吹き飛ばさん限りは」とお手上げ状態。
「コンドールマンの超能力でスモッグを吹き飛ばしてくれないかしら」と思い付きを口に出す大前田にヒントを得た一心は早速…
「風を吹かしてみせる、たとえこの身がどうなろうとも!」
「全能なる太陽よ、我に力を与えたまえ。罪もない人々の生命を蝕む雲を払う術を、我に授けたまえ!」
コンドールマン 第20話
今回のコンドールマンはとにかく怒ってる。
いつもは殴り倒すだけの魔人コンドルに対しても、首を切ったり、踏みつぶしたり…
首がスポーン!
文字通り真っ二つ
いつもはぶしゅーっと空気が抜けるようになるけど今日は爆発
コンドールマン 第20話
ゴールデンタイフーンでスモッグを除去し、スモッグトンを撃破。
これでとりあえずはハッピーエンドで「つづく」か?と思ってたら…
「まだまだ科学の力ではどうにもならないことがある。しかしよかった」
コンドールマン 第20話
ほっとした所長が襲われる!
ピカッ!
コンドールマン 第20話
ここでいきなりメガネをかけている所長!
なんで急にメガネ?
コンドールマン 第20話
殺されるのかと思ったら、乗っ取られただけ?
コンドールマン 第20話
そういえばまた三矢家の面々の存在感が薄れてきたな。
一応堅介は大前田と一緒にボチボチ出番があるが、一心をあちこちに連れていったり、モンスターの記事を書いているというだけ。直接ストーリーにからんでこない。