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評価:
さいとうたかを
東映ビデオ
¥ 8,187
(2004-07-21)
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第9話「冷血魔人クモゲルゲ」
冷酷な心を持つ画家・菊池をクモゲルゲに変えたドルゲ。そうとは知らずに健太郎は菊池の元へ絵を習いに通い、クモゲルゲに襲われてしまう。しかし偶然猛が介入したおかげで、2人はその場を切り抜ける。クモゲルゲはドルゲ細胞の人体実験用に人間を誘拐し始めるが、事件の報道をめぐって父親同士がケンカしてしまい、猛と健太郎は付き合いをやめるよう厳しく言われてしまう。
今回のゲストは二人。
絵画教室を開く、菊村という男。
引用したyoutubeの説明文には菊池と…
超人バロム・1 第9話
ちょくちょく映り込む彼が描いたと思われる絵は、どちらかというと気味悪い。
おまけに絵画教室での態度も、横柄で、高圧的。
健太郎が絵画教室に通うことになった経緯について「ママが良い先生について、習う時期だって」と説明しているが、菊村は「良い先生」だという噂でも流れてたんだろうか?
そしてもう一人がマツミちゃん。
超人バロム・1 第9話
菊村にやたらと贔屓されているが、才能あるような説明セリフだけで、取り立てて描写はない。
悪趣味な絵を描くし、高圧的な態度の菊村だが、マツミちゃんは先生として認めているのか、なんだか心配する描写が挟まれる。周囲の評価とは正反対の態度なんで、どことなく違和感があるが、ストーリー的にも本題ではないので仕方ないか。
松五郎曰く、「未来のピカソ」だそうだが、ロクに絵は出てこず。
今回、悪の卵という新趣向が登場。
突然地中から大きな卵が出現し、そこからアントマンが現れ、菊村を拉致するのに使われる。
「悪の卵から現れるのは悪。悪のエージェント。ドルゲのアントマンたちがお前をさらうのだ」
超人バロム・1 第9話
そして菊村はクモゲルゲに変えられてしまう。
キャプチャするの忘れたので、第14話の再生怪人版を。
超人バロム・1 第14話
そしてドルゲからその使命を告げられる。
「地中に待ち伏せる醜き毒蜘蛛の化身クモゲルゲとなり、バロム・1を倒し、ドルゲのテスト用捕虜を集めてくるのだ」
「善なるものを憎み、地球上に悪をはびこらせるのがドルゲ。さぁ、クモゲルゲになるのだ」
超人バロム・1 第9話
とにかくドルゲは人間を集めたいらしいが、まずはバロム・1を倒すことが優先らしい。
しかしあっさり退却。
さすがのドルゲも「お前の失敗は処刑に値する」と厳しいが、優先順位を変更することでクモゲルゲに挽回のチャンスを与えるという、案外いい上司のようだ。
「さぁ行け。そして人をさらい、テスト用の捕虜のおりを一杯にし、バロム・1を倒し、お前の使命を果たすのだ」
超人バロム・1 第9話
そしてまずは作戦は成功。
ナレーション「クモゲルゲは地上に現れ、次々に村や街を襲い、ドルゲ細胞のテストのために多くの人たちを地下のドルゲ堂に連れ込んだ」
超人バロム・1 第9話
この事件に関して、一刻も早く公表すべしという白鳥デスクと、まずは原因究明してからという木戸刑事が対立。この結果、猛と健太郎が絶縁させられそうになるという展開に。
対立による変身不可能という、一連の流れの別バージョンというところだろうけど、残念ながらここは事件が警察、マスコミに認知されているという程度にしか意味はなかった。
第10話「地震魔人モグラルゲ」
ドルゲの次の計画、それはドルゲマンションを建設し、そこに住む人を一気に捕らえて支配することだった。モグラルゲが起こす大地震によってマンションが沈んでいくのを見た松五郎は、猛と健太郎に調査を頼む。ボップの反応でドルゲのたくらみに気づくが、猛はモグラルゲによって地底に引きずり込まれ、健太郎も落とし穴に落ちてしまう。
ドルゲ第一マンションを建設し、入居者を捕えようというのが今回のメインの作戦だ。
「ワシが作るドルゲマンション。これが東京都で成功すれば日本国中、いや、世界中に増やしていく。それがやがて、地上におけるドルゲ基地になるのだ」
超人バロム・1 第10話
そういえばシリーズ序盤から、とにかく人を集めることが作戦の根幹にあるよね。
受付スタッフの一人が「ジャイアントロボ」のあの人。
保高正伸
超人バロム・1 第10話
モグラルゲによってマンションが地中に沈められる。
ドルゲマンションの夜警のアルバイトをしていた松五郎はなんとか沈むマンションから脱出するが、誰にもそのことを信じてもらえない。
「しもしも!」と電話を掛ける松五郎。
超人バロム・1 第10話
マンションは跡形もなく消えたが、夜が明けると、マンションは元通り。
マンションのあった場所で三条先輩を探す松五郎。
気付くと松五郎は屋上に。
超人バロム・1 第10話
住人も元通りだが、実は…
超人バロム・1 第10話
操られているという。
マンションごと消えたはずの三条先輩は、自宅(木戸刑事曰く、あばら家)に戻ったという。
家に向かうと、三条先輩がモグラルゲと戦っている。
先輩の家、廃屋でしょ?
超人バロム・1 第10話
三条先輩を救うべく、バロム・1となって戦うシーンが続く。
どうやらおばけマンションの敷地内かと思うが、三条先輩のあばら家と思われる建物がちょこちょこ映るんだけど、やっぱり人が住むような建物じゃないよね。
ジャンプの背景がお化けマンションでしょ。
超人バロム・1 第10話
モグラルゲの作戦で、猛、健太郎、松五郎はともに落とし穴へ落とされてしまう。
孤立した猛だったが、松五郎が壁を壊しバロムクロス!
壁を壊すとか無茶だけど、まぁ、細かいことはね。
超人バロム・1 第10話
松五郎、一応、うずくまってる様子だが、これで気が付いていないとかありえんだろ。ここまでくるとコプーの約束ってなんなんだろうな。
戦闘シーンで面白かったのは「地雷アントマン」の掛け声で現れたアントマンだ。
地雷アントマン
超人バロム・1 第10話
地上を自走するミサイルを走らせるだけなんだけど、こういう武器ってあまり見かけないような気がする。
そもそも自走するミサイルは地雷じゃないだろ?と。
倒されたフリをしていたことに気づかず、モグラルゲはバロム・1を第2ドルゲマンション建設予定地に案内してしまう。
超人バロム・1 第10話
そういえば前半では目が光ってたなと思ったら、サングラスをかけてたんだ。
「グララ…」の鳴き声は、サングラスってことか?
超人バロム・1 第10話
戦闘中にそのサングラスを外され…
モグラルゲ「目が焦げる!」
ナレーション「モグラルゲは太陽光線を目に受けると、戦う能力を失うのだ」
超人バロム・1 第10話
三条先輩なんだが… いわゆる九州弁。
三条先輩
超人バロム・1 第10話
定型的なキャラクター造形だな。