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読書と特撮と子どものことと、愚痴を書いたblogです。
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明智小五郎事件簿I 「D坂の殺人事件」と「幽霊」
久しぶりの更新かな。
youtubeは「大鉄人17」が終わるのを待つとして、久しぶりに本を。
集英社文庫の「明智小五郎事件簿」シリーズが完結したので、再読しつつ、書いていこうかと。
でも、戦前の作品でおしまいなので、戦後のシリーズをどう集めていこうか思案中。

ってことで、最初の「D坂の殺人事件」から。
9月初旬、D坂の大通りにある「白梅軒(はくばいけん)」という喫茶店で冷しコーヒーをすすっていた「私」は、この喫茶店で知り合いとなった明智小五郎と二人で、偶然向かいの古本屋で発生した殺人事件の第一発見者となる。やがて「私」は、その犯人が明智小五郎ではないかと推理するのだが・・・
D坂の殺人事件 - Wikipedia

大雑把にまとめると、状況証拠で固められた「私」の推理を、明智小五郎があっさりと覆すという物語。
とはいえ、そこに至る流れの中で、「人間の観察とか人間の記憶なんて、実にたよりない」と言うセリフや連想診断法というワードが、その先を期待させる。

ちょっと無理矢理っぽく感じる部分もあるけど、明智の明晰さを表現することがテーマなのかと思ってるので、その辺りは気にしちゃいけないんだろうな。

残虐色情者というのも、なんだか時代だなぁと。


「幽霊」
この第1巻に収録されているのは「D坂」「幽霊」「黒手組」「心理実験」「屋根裏の散歩者」の5作品。
作中の年代順に並べ替えてあるので、発表順は「D坂」「心理実験」「黒手組」「幽霊」「屋根裏」ということになる。
発表順から行くと少しあとということになるが、作中からは二番目の事件となるようで。
この「幽霊」という作品は、あまりメジャーな扱いではないのか、Wikiepdiaにもページはなく、独立して記事やblogに書いてる人は見当たらず。
ざっと12巻読んでから、改めて読むと、この作品って習作か?と。
平田氏という人物が、辻堂という人物に執拗に狙われるという筋だけど、この流れ自体はこの後の作品でも見かけるパターンだし、本人蚊帳の外でさっさと事件解決をしてしまう辺りは「黒手組」と同様という印象だ。


「黒手組」
ここで「D坂」に登場した「私」が再登場。
この前に発表された「心理実験」では知り合いの笠森判事のところに自ら訪れることで事件と関わるが、ここでは「私」に事件との接点を求めている。「心理実験」のように有名になる前ということだからかな。
物語冒頭で示される暗号文について、底本にミスプリントがあり一部を改めたと書かれてて、まぁ、気になるよね。
青空文庫で見たけど、この暗号で重要なのは各行の一文字目だから、それ以降はさほど重要じゃないかと。
あと最後の明智のセリフで「月下氷人」を「仲人」に修正されてた。
これはオリジナルのままで良かったんじゃないかな?
こういう細かい修正が沢山あるのかな?
黒手組のような組織が世間を騒がせるというのが、リアリティのあった時代なんだろうか?


「心理実験」
貧しい大学生・蕗屋清一郎は、親友である斎藤勇から、彼の下宿先の家主である老婆が大金を貯めていることを耳にした。老い先短い老婆より、まだ若くて未来のある自分がその大金を使った方がずっと効果的だ、と考えた蕗屋は、老婆を殺して金を奪う計画を立てる。
蕗屋は自分が絶対に疑われないように綿密に計画を立て、それを実行に移す。その後、老婆殺害の廉で斎藤が勾引された。心理テストを使うことで有名な笠森判事がその事件の担当者になったと知ると、蕗屋はそのための練習を重ねるなど対策を練った。そして、その練習は功を奏し、蕗屋は完璧に心理テストをこなした。だが、名探偵・明智小五郎はその余りにも完璧すぎる結果に疑いの目を向ける。
明智は探偵の身分を隠して蕗屋と会話する中で、蕗屋を罠にかけ自白へと追い詰める。
心理試験 - Wikipedia

「D坂」から「黒手組」の三篇に関しては(発表順はさておき)、明智小五郎の探偵としての、もしくは小説の主人公の魅力を伝えるための作品だと思う。
でもこの「心理実験」と「屋根裏」では、物語があまりに違う。
最初の「D坂」は除くとしても、「幽霊」と「黒手組」に関しては、当然のことながら明智小五郎が主役で、犯罪者(と言い切れない者もいるけど)側は脇役。
一方で「心理実験」「屋根裏」は(少なくとも前半は)犯罪者側がメインの登場人物だ。
あくまでも読んだ印象だけど、「心理実験」から「屋根裏」へ行くまでの間で、明智小五郎を掘り下げる必要があったのではないかと。
さて、この物語では「D坂」でさらりと触れていた連想診断法が登場する。まぁ、そう大層なことでもなかったんだけど、得られた結果をどう読み解くかというのは、笠森判事とだけではなく、犯人である蕗屋との勝負どころというカンジで面白い。
物語のキーとなるのは屏風の存在だけど、文章だと読んでる側も判断つかないよね。
映像作品で見たいな。


「屋根裏の散歩者」
郷田三郎は学校を出ても定職に就かず、親の仕送りを受けて暮らしている。酒、女をはじめあらゆる遊戯に興味を持てず、この世が面白くなく退屈な日々を送り、下宿を転々としていた。
ここで郷田は友人の紹介で素人探偵の明智小五郎と知り合い、「犯罪」に興味を持つようになる。浅草公園で、戯れに壁に白墨で矢印を描き込んだり、意味もなく尾行してみたり、暗号文をベンチに置いてみたり、また労働者や乞食、学生に変装してみたりしたが、ことさら女装が気に入って、女の姿できわどい悪戯をするなど、「犯罪の真似事」を楽しみ始めた。
3カ月ほどして「犯罪の真似事」にも飽きた頃、郷田は新築の下宿屋、「東栄館」に引っ越した。明智と知り合ってから1年以上が過ぎ、郷田は再び空虚な時間を持て余していた。ある日郷田は偶然に、押し入れの天井板が外れ、屋根裏に通じていることに気付く。その日から、郷田の「屋根裏の散歩」が始まった。屋根裏は各部屋の仕切りがなく、節穴から同宿人たちの私生活が筒抜けだった。郷田は他人の秘密の盗み見にすっかり夢中になってしまう。
ある日、郷田は虫の好かない歯科医助手の遠藤が口を開けて眠っているのを真上から見ているうちに、節穴から毒薬を垂らして遠藤を殺害することを思いつく。
屋根裏の散歩者 - Wikipedia

屋根裏の探検というのは魅力的な素材なんだろうね。いくつか映像作品になってる(youtubeで見た)。
だけど、乱歩といえばエロ!なのか、どうもエロスなアレンジを入れたり、力を入れたがるね(本文でも女の下宿人に触れてるから即ち改変だ!ってワケでもないけど)。
まぁ、屋根裏からのぞきをやるってなると、そういう発想になるかね。
いくつかの映像作品をチラ見したけど、明智小五郎による事件解決なんてのはオマケみたいなもんさ!と言いたくなるね。そういうものほど、面白いのが明智シリーズかも。


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