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読書と特撮と子どものことと、愚痴を書いたblogです。
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水村美苗「日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で」
この本は、正直「買うまい」と思っていたのだが…

とりあえず賛否両論あるようで、Amazonでもレビューが削除されたりと話題は尽きないようでして。
なんだか「国家の品格」の頃を思い出した。

この水村という人の本はこれが初めて。小説家としての評価はどのようなものなのだろう?

だが、しかし…

第1章での、やたらと愚痴っぽい文章がなんだか「読んでくれるな」と言っているようで、非常に辛い。この人の小説って、こんなんなの?

まぁね、言いたいことは判る。
日本語の確立過程や、<現地語>が<国語>として成立していく過程は、それなりに興味を持って読むことができた(この辺りは別の人の見解も見てみたいけど)。
<国語>として確立されてきた日本語がただの<現地語>に堕してしまう、という切実な心情も、まぁ、判る。

判るんだけど…

なんだろう、この釈然としない感覚は。

これは完全に日本近代文学に対するノスタルジーである。

これはAmazonで星ひとつを付けた人のレビューからの引用。

あぁ、そうだ。
思い返せば著者はアメリカにいた子ども時代、閉じこもって日本近代文学を読み漁ってたんだっけ?(第1章あたりに書いてあったと思うけど)
そう思うと、日本語に対する憧憬の念は、人一倍強いんだろうな。
だからこその危機感なんだろうけど、なんにせよ、個人的な思いから発したこの文章… 気持ちだけは伝わるのだが、そこかしこで突っ込まれているように、論文?としての詰めの甘さが目立つ気がする。


とにかく居心地の悪さだけが残った本でした。

と思ったら、本屋で見つけた「ユリイカ」の最新号がこの本の特集。
こちらを読んでから、改めて考えようかな?

…だからって、この人の小説は読まないよ(多分)。

(追記)
越えられない壁( ゚д゚):アマゾンで削除された「カスタマーレビュー」について著者が抗議「公正さ疑う」
http://koerarenaikabe.livedoor.biz/archives/51342595.html

あらら…


JUGEMテーマ:読書
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- | 09:54 | - | -
コメント
from:   2009/09/15 6:28 PM
初めまして。
確かにこの本はアカデミックな視点から見ると著者の論がまとまっておらず煩雑な印象ですが英語圏に10年近く住む私にとって彼女の心境は分かります。英語が世界を席巻し、英語圏の人間の価値観が優先されるのが我慢ならないのでしょう。例をあげると村上春樹さんの小説が世界で有名になった理由のひとつに、彼の文体が英語に翻訳しやすかったからというのがあります。彼の小説より素晴らしい作品は今も昔も数多くありますが日本の日本人らしい内面を掘り下げた世界観は翻訳では理解されにくいのです。英語で訳されると
細やかな味わいがほとんど無くなってしまうからです。
この本の最後の方は殆ど個人の感情論でついていけないという人も沢山いますが、作家である彼女が日本文学を心底愛しているからだと思われるので、私は彼女を批判する気にはなれません。



from: Sophie@blog主   2009/09/17 10:52 AM
どなたかは存じませんが、コメントありがとうございます。

> 英語で訳されると
> 細やかな味わいがほとんど
> 無くなってしまうからです
だからこそ、ここまで英語が普及しのかも、と思ってしまいます。

> 日本文学を心底愛しているからだと思われるので、
> 私は彼女を批判する気にはなれません。
日本文学は日本文学でも、現代の日本文学ではなく、近代の日本文学でしょうね。
近代日本文学へのフェティッシュといいたくなるほどの執着振りが「ついていけない」と思われる所以ではないかと。
言語、言葉は生き物で、常に変化をしながら生きていると考えています。
どこかひとつのポイント(時代)に的を絞って、それを守り続けることに意義があるかといわれると、僕はそうではないと思います。

> 私は彼女を批判する気にはなれません
批判をしたつもりはないですけどね、一応。
ただ彼女の小説を読みたいと思うことは、恐らくないだろうなってだけで。
それに一石を投じたということでいえば、十分に価値のある本だったと思います。

立場や環境、考え方の違いで、ここまで受け止め方が違うってのも、面白いですね。
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